子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

「赤ちゃん4歳」

昨年の今頃、臨月で抱っこもままならず、夕方は具合も悪くなる上に試験勉強の焦りもあり、イライラしがちで「娘ももう3歳だから」と思ってちゃんとして!という要求が多かったように思います。

ちゃんと歩いて。

ちゃんと言いたいこと言って。

ちゃんと靴はいて。洋服着て。ご飯食べて......

 

息子が生まれてまもなく入院してしまい、ほぼ私の父母が娘の迎えをしたり夜ご飯を食べさせてくれたり。

せっかくの育休なのに娘との時間が短いなぁ、申し訳ないなぁと思うことが多くありました。

社会福祉士の試験も終えて、息子も退院して、私も4月から職場復帰して...

 

3才児クラスになって、先生の人数もぐっと減って(年少さんクラスなりの配置はありますが)いつでも抱っこしてもらえるわけでもなくなり、スキンシップ大好きな娘の心を思うと、ちょっとこの状況は良くない、と思うようになりました。

 

幸いにも息子のお迎えを母がしてくれることが多いので、娘と二人の時間が保育園のお迎え音聞にあります。

そんなときは、できるだけ「抱っこ」をして帰ったり、息子を連れて出かけるときも、息子はベビーカー、娘は抱っこという風に娘にもしっかり甘えたり「赤ちゃん」に戻れるドアを開いてあげたいなと思っています。

小学生から中学生の間に女の子から少女になっていくときに親との距離が微妙になるように、赤ちゃんから女の子になるときにもそんな微妙な時期があるのだなぁと娘と接していて思います。

そんなときに、「もう大きいから」ということを求められて誇らしく思える日もあれば、重苦しいときもあると思います。

特に甘えん坊の娘のことなので、抱っこしてと言われてらいっぱいいっぱいだっこしてあげたいなと思っています。

娘が後に戻れたり、立ち止まったり、ほんの少し時間を巻き戻せる「魔法じかけ」って親だからこそ用意できるものなのではないか、と最近思います。

保育園も、この先の学校も「いま」や「未来」に向かっていかに良いパフォーマンスをするかが求められ続けます。

 

私も、未だに親に小言を言われ、親に甘えて年不相応で生きている部分があります。

でも、だからこそ仕事ではがんばれたりスイッチの切替ができているような気がします。

 

これからもずっとかわいい娘と息子。

徐々に抱っこも求めれなくなると思いますが、求められる限り、重かろうが多少つらかろうが応えていきたいです。

 

世代かな。この歌、いつか子どもが生まれたら、と思っていたけど生まれてからさらにグッとくる。

もう20年にもなるのねぇ><


Chara「Tiny Tiny Tiny」 1997 AKASAKA BLITZ

運動会と溶連菌、そして育てること。

ようやく娘と息子の運動会が終わりました。

息子は始めての運動会。演目は娘がゼロ歳のときと違いましたが、娘は終始抱っこで何もしなかったのに比べ、息子はきゃっきゃと喜んで参加していました。

ちゃんと果実ももぎ取れたし(先生が手作りで用意した木になったマジックでくっついてる実)。

娘は初めて親子別席で参加。

初めてのかけっこ、ダンス、競技。

どれもこれも精いっぱい演目をやりきっていました。

かけっこはヨーイドン!という合図でなかったせいか、みんなが走り出したのにキョトン、としてました。脚が速いのに!!残念!と心ながらに親ばかを発揮。でも、そうやってポーッとしてるのは実に娘らしくて、そういうところがすごく可愛い♡と思います。

 

昨年は、私が臨月でろくに相手にしてあげられず、今年もひとり親だから結局、息子にかかりっきり。でも、朝ごはんもあまり食べられずいやぁな予感はしていました。

運動会も、自分の演目以外、能面の顔でおとなしく席に座っていてかなり心配。

最後の親子ダンスでようやく声をかけられたので、体調をきいたら朝から訴えていた頭痛がまだある様子。

 

とりあえず、終わって帰るまでは抱っこしてあげられないしがんばって歩いてもらい、お家に帰って玄関に入った途端、玄関で寝始めてしまいました。

息子を実家に預け、土曜午後にやってる病院をなんとか探して受診→溶連菌+でした。

 

そんな体調悪い中、たくさんの演目をこなした娘に涙(実際には泣かないけど泣きたい気持ち)。

よく頑張ったなと思います。

 

ギリギリまで頑張り過ぎちゃうけど、自分は具合が悪い、とちゃんと私や元夫には言える力もあり、本当にstrengthに満ちた子だなと思います。

そこに甘えず、見逃さず、丁寧にこの良さを伸ばしていきたいです。

 

ゼロ歳児から保育園に預けていて、日々の大半を保育園で過ごす娘。娘にとって家庭とは何だろうか。家族とは何だろうか。

きっと大きくなってぶつかる壁、悩みにむなしさでいっぱいにならないように、娘を精いっぱいの愛情で包んであげたいのに、いつも現実的なことにばかり気を取られて「早く」「まだなの?」「また〜」という小言が多くて申し訳ない。

そのうえ、仕事で遅くなりがちで本当に自分のダメさばかりが目につきます。

 

娘の強さを、素晴らしさを失わないように大事に守って育てていかなくては、と今日つくづく思いました。

しつけとか教育とか、なかなか私はアクティブに「これをさせる」ということができないでいますが、一緒に生きていく人生のコアメンバーとして、必要を満たし、目をかけて強みを把握して最後は自分が全責任を負う覚悟で娘と息子と歩んでいきたいなぁと思いました。

運動会とか年度切り替えとか、子どもの成長をとても感じさせられる時間です。