子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

4月になった途端に肺炎。

3/31に子供たちと一駅先の公園へ。ちょうど先週日曜日の話。

帰りに下の息子が腕をぶつけて痛がっていたんだけども、お昼寝したりシャワーしたりはできていて、様子観察をしていたところ、夜になって全く腕を使わなくなって「なんか変だ」となって、急いで夜だったけども病院へ。

レントゲンでは異常なし。痛みが続くなら明日はどこか別の病院へ、と言われて帰されて、痛みは変化なかったですが急いで帰りました。

家に着いた頃には夜中ですぐに寝て翌朝は別の病院へ。

いつもの慣れた病院でしたが、今回は整形的な相談。

丁寧にバイタルチェックもしてくれて異常なし。

診察の結果、肘内障かなってことでクイっと治してくれて、小児科医が神様に見えた瞬間。

内科だけじゃなくて整形も万能なんだね、先生天才だわ、と思ってすぐに保育園に出しました。

 

やれやれ、と思って急いで仕事に向かいました。仕事が終わりかける夕方の時間帯に保育園から電話。

保育園の呼び出しは下の子しかまずないから何だ?と思ったら、38.3の熱。すぐにむかえにきて!って言われましたが、遅刻できた上に早退で帰る強心臓はなく、小児科クリニックが閉じるのは6時半だから5時にダッシュで帰ることにして急いで迎えにいくことを伝えました。

 

迎えに行ったら、39度の熱。

ちなみに職場を出たのが17:08で、ダッシュで電車に乗って最寄駅についたのは17:18(徒歩15分の距離だから相当頑張ったと思う!)、家に診察券諸々を取りに帰ってダッシュで保育園へ。17:25には保育園に着いていたので、16:40に呼び出されてすぐに迎えいにいくのと同じか、走った分早かったかもしれない!とすら思いました。

 

診断は、ヒトメタニューモウィルス。

喘息も出てるねってことで、慌てて病児保育を手配。

本当にお世話になっているよ。

母も忙しいし、薬もたっぷり処方されたので、経過観察で見ていたけれど、全然改善せず、週半ばでいつもの病院へ。

レントゲンの結果、診断は肺炎。

SPO2も低めだったけど点滴もしたし、とりあえずは大丈夫ってことかなと前向きに捉えて、帰宅しました。

 

そして再度この間受診したら、本当は入院させようかと思ったけど他患者からの感染が起こりそうでそれは防ぎたいから在宅でした、と言われてヒトメタとは相性悪いなと再確認。

ともあれ、息子は呼吸器以外元気だから、それは助かってます。

腎臓や肝臓が悪かったり、消化器が弱いとダブルパンチというかすごく大変だったと思います。

どうしても近所のクリニックではやっぱり治療がうまくいかず、今回も近医にかかってその薬だけでは難しくて大学病院でようやく回復基調に乗ってきたなぁという感じでした。

 

今日も変化あれば救急外来に、と言われましたが、大丈夫そう。先生たちのおかげだし難病や先天性疾患を抱えている子供さんたちのケアもあるので息子のような子が行くことが良いのか、どうしようと思うことがよくあります。

でも、近くのクリニックだとやっぱり治らず、もう少し大きい病院には小児科がなく、結局大学病院頼みになってしまう現実。

少子化の波は医療がものすごくわかりやすいなと思ったりします。

 

福祉といえば保育園のことばかりだけども、子供の育ちを総合的・包括的に見守る仕組みが急がれるなぁと思います。

保育園はその一形態であって、保育園だけでは子供の育ちは完結しないし、そこまで保育園は万能でもないです。

医療・福祉・教育の連携が児童福祉にはとても大切。

なんてことを考えながら、今日は静養中。

お別れの時期、悲喜こもごも

保育園の先生方と、とうとうお別れの季節です。

一年に一度。娘があと1年で卒園ということもあり、5年を振り返るとそれなりに先生との思い出も詰まっています。それなりっていうか、相当に。

 

今、息子の担任で本当に厳しくて怖くて、だけど的確な先生がいますが、その先生ももう定年とのこと。

話し始めると泣きそう。

娘が0歳の時の担任でもあり0、1歳の息子の担任もしてくださって。

 

「こっちだって仕事してるし精一杯やってるんだよ」と反発を覚えたこともあるし、37.3で呼び出さんでよ!って思ったこともありました。

でも、先生の本当の気持ちも知ってるし、そこはグッと飲み込んで。それに、先生も厳しい一辺倒じゃなくて、「いいわよいいわよ」って大目に見てくれる日もあって。

人間味のある、そんなベテラン保育士さんでした。

 

そんな保育士さんがまた一人、定年まで勤め上げて保育の現場を去っていきます。

子供の保育園を私はすごく良いと思っているのですが、その一つがこの「層の厚さ」。

 

幼稚園にしろ、保育園にしろ、「ママ目線で」とか「若い、体力のある躍動感で」と言ったことだけでは務まらない仕事だと思います。

積み重ねた経験、そこから出てくる根拠のある保育実践。時間をかけて紆余曲折を経ながらも子供を愛する心。

そんなベテランの先生方もいてくださって、若い保育士さんたちが育つのだと思います。

 

大好きな先生がまた一人、去ってしまう寂しさでいっぱい。

そして、来年、娘にとって最後の保育園ですが、担任の先生はちょっと苦手だなぁと思う先生。

「男は女と結婚するもの」「子供にはパパとママがいるもの」と教えてくれる先生で、それ自体が間違ってるとは思わないものの、そうじゃない姿、かたちも現代にはあって、「こうであらねば」を教えているようで、ちょっとな〜なんて思っていて。

二人体制なのですが、もう一人の信頼してた先生は他のクラスに行ってしまったし、ちょっと残念。

二人体制の二人とも、苦手だったので.....。

 

でも、息子の担任は一番好きな、本当に尊敬する先生が担任になり、今から楽しみです。

その先生がある日、言っていたことを思い出します。

 

子どもの悲しさ、嬉しさ、ワクワク、嫌だ…いろんな気持ちを丸ごと受け止めてもらって、安心できる大人の人と一緒に遊んだり、ご飯を食べたり、ゴロンとしたり。そうするうちにいろいろなことへのやる気が湧いてきます。大人や保育士の関わり方で子どもの感情、心理、精神面も変わります。成長した時、自分が自分のことを好きと思えること、周りの人たちも大切に思えること、そうなってほしいと思います。

 

私は娘や息子にそういう関わりをしていただろうかと我が身を振り返ったし、とにかく「一緒に過ごす日常を蔑ろにしない」ということを肝に銘じました。

素敵な先生たちがいるからこそ、日々の生活が送れていることを改めて感謝しました。

保育園の先生方、たくさんの愛情を本当にありがとうございます!と去っていく先生方や残る先生方に伝えたいです。