妊娠が分かったのはちょうど上司が変わった直後。
新しい上司のもとでさあがんばるぞって矢先につわり、具合悪しだったのと、「7月には産休」という時限が見えていたのでそれまでの間に仕事、引き継ぎ、産休の取得方法など調べることがいっぱいありました。
しかも、スモールビジネスの弊社。産休を取得した人などはおろか、結婚してる人も女性では私だけ。
誰にも聞けないだけでなく誰もわからない未知の世界でした。おまけに新しい上司は日本の法律も知らない外国人。
「あなたが思うように育休後のプランを考えていいよ」と言ってくれたのはいいのですが、モデルとなるような大企業の育休後のフォローアップ例は、弊社のような規模ではなかなか現実性もなく、難しいお題でした(しかも全文英訳)。
さらに、当時のHR(人事)は高圧的というか事務的すぎてちょっと緊張するのですぐに相談できるわけでもなく、独自で調べて社長に報告をしていました。
7月からの産休でしたが「何月何日から取得します」という申請を自分で調べ、書類をもらい、記入、提出した記憶があります。
もちろん、不備があれば会計事務所の方などが指摘してくださるのですが1つ1つの書類が結構大切でした。
また、社会保険でまかなってもらえる42万円(2013年当時)の書類もあるなど、お金にもかかわる書類が多くて気をつかいました。
たしか、この件は会社を通して社会保険のほうに申告した記憶がありますが、ちょっと曖昧です。
産休取得証明書や育休取得に関する書類も、産休に入る前にしっかり確認(いつ書類が手元に届き、どこにどうやって提出するか)する必要があります。
また、それが産休中、育休中の手当にも関わるし、しかもそれぞれ出所が違うのでいろんなサイトを片っ端から調べて確認していました。
抑えておくべきポイントがありますが、
①産休中は健康保険・厚生年金保険の保険料が免除
②出産手当金について
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これのために、出産手当金支給申請書が必ず必要。
しかも、支給時期は出産から2ヶ月近くたっていました。
毎月定期的に給与が振り込まれることのありがたみを実感・・・。
③育児休業給付金も重要
読むのもイヤになる細かな表やら決まり事がありますが、要は育児休業給付金支給申請書を会社を通して提出し(自営業の方はまた別なのかな)、2ヶ月に1度の割合で振り込まれます。
最近、制度も変わって支給率も上がったようで。
これは個人的に調べたり覚えておく必要のあることですが、同時に大事なのが職場の人間関係を良好にしておくことだと思います。
もともと誰とも対立しないのですが、とにかく1人1人とのコミュニケーションを大事にすることを心がけました。それは「復帰しやすくするため」でもありますが、それだけじゃなく、一定期間職場を離れるのでこれまで以上に丁寧に働きたいと思ったからです。
日々の業務を丁寧にこなすこととコミュニケーションをしっかりとることは同じくらい大事だと思います。
良い仕事しても、人間関係が良くないと復帰へのモチベーションにもかかわりますしね。
出産すると言うことは、その経験だけでなくそれにまつわる社会的な絡み(地域や職場)の中で自分が存在することを実感しました。知識もつけざるを得ないので、勉強する良いチャンスかも知れません。