子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

夫に対する不満について考える。

最近、知り合いの人が夫婦関係に関するブログをよく書いていて、へ~と思うことがありました。

 

何が「へ~」かというと、その人は結婚してもう6-7年くらいたってると思うんですがそのブログには、二人の夫婦の様子はまったく見えない一方、ただ教科書のように「夫婦がうまくいかないって?? 夫(妻)に対する愛と感謝があれば大丈夫さ」というような内容が毎日、毎日更新されています。

私なら教科書通りのことばかり書くブログ以外に腹黒ブログ作っちゃいそうだなとつい思ってしまいました。

何も問題がなくここまできたのであれば、それはそれでたいしたものです。その方のブログネタにもあり、世の中的にも時々記事を目にするのが「夫に対する悪口を子どもに言うな」というもの。


家庭で夫の愚痴を言うほど「子どもが将来不幸になる」理由 - WooRis(ウーリス)WooRis(ウーリス)

 

この手の記事はほかにもいくつもあり、別に目新しいものでもないのですが、たいがいワンパターンで「妻よ、夫の文句を言うなかれ」というもの。でも現実には、意外とこの逆パターンもあると思います。

「ママ怖いね~」とか、「ママに怒られちゃうね」「ママは怒ってばかりで怖いね」とか夫が子どもに向かって言ってるような。

 

父親であれ母親であれ、お互いの悪口を子どもに言うのは、言う相手を間違えてるとは思うけど、それを「妻がしている悪いこと」と杓子定規に語られるのは違和感があります。

 

たとえばうちの場合、娘がいてる前で「気が狂ってるのか」とか言いながら胸ぐらをつかむうちの夫がいるわけですが、私の悪口を娘に言うわけではないとしても、良い影響があるとはおもえません。

 

むしろ、非常によくないと思っています、教育上。

 

小さい頃の自分の家族を振り返ってみると、私の両親もよくケンカしていましたがさすがに力でねじ伏せるようなマネを父がしている姿は見たことがありませんでした。

 

最近でも、父のできないところ、どうしようもなくダメなところ(しょうゆをついこぼしたり、最近だって買ったばかりの焼酎のビンを割っちゃった、しかも一瞬人のせいにしようとする)もありますが、「まったくやんなちゃうわよ」という母の話を聴きながら「しょうがないね~」と父に対して思う自分がいます。

 

母がどう評価しようが、父と自分の関係の中で、私に見えている父の姿があるし、母に対してもそれは同じです。

 

小さい子どもだと親のいうことに影響されやすいのは確かですが、無理やり夫を立てたりうそを言ってまで子どもに耳ざわりのいい話だけしようとは思いません。

 

「こんなところもある」「あんなところもある」という現実を受け止めたうえで、娘が夫とどういう関係を築いていくかを見守りたいと思っています。

 

「お父さんはしごとがんばってるから遊べないんだね」ということを、一時的にお母さんが言うのはいいと思いますが、「仕事忙しくて遊べないんだ。ごめんね」と子どもに伝えるべきはお父さんだし、自分から直接コミュニケーションをとって子どもと関わろうとしない限り、信頼や愛のある親子関係なんてできないと思います。

 

それをどちらかに任せてしまったら(妻が夫に、夫が妻に)別に悪口を言ってなくたって、お互い思いやれるような良い親子関係にならない気がします。

夫に対する不満。

私の場合は夫のことをよく知ってて夫も尊敬しているご夫婦に相談することが多いです。

単なる不満ではなくこれはおかしいだろうと思うこともけっこうあるからです。3日で忘れられるような不満ならTwitterにでも書き込んでおくくらいで、気が済むかも(家に入る時は靴をそろえてよ、とか)。

ただ、SNSだろうがブログだろうが、何だろうが相手の存在そのものを否定しちゃうと、そういう言葉が自分の中で当たり前になって、使うことへの抵抗感がなくなっていくから、それはしないようにと思っています。

 

夫の使う汚い言葉を聞いていて「なんて品のない人だろう」と思うから。でも最近は、夫が一生懸命罵詈雑言を尽くして私を叩きのめそうとする姿がややおかしくもあります。

どんな言葉で罵倒するのかな?と目下観察中です。

 

自分で言った言葉って自分の中に刷り込まれるとよく言われますが、本当にそうだと思います。1週間前に何か言われたはずなのですが、私の記憶にもうないので・・・(あんなに時間をかけて思いつく限りの悪口を言ったであろう夫の時間もエネルギーも無駄だったよう)。