子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

夫婦の価値観の違い

芸能人の離婚会見やコメントなどで「価値観のすれ違い」って昔っからよくありますが、結婚する前は「価値観の違いなんてあって当たり前じゃん。結婚する前から分かってたでしょ」と思っていましたが、そんな考えは甘いんだと言うことを今は実感を持ってわかります。

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違う価値観を持った同士が出会って一緒に暮らすから。

だからお互いにそこは妥協をしないと。

 

多分、これは正解なんだと思いますが、それができないというのが現実であり、だからうまくいかないんだと思います。

 

この価値観て、とくに家庭の中の場合、それぞれの生まれ育った家族が大きく影響していると思います。

自分の姿は、昔の母であり、夫の姿は夫の父親に似てるなと思います。

 

夫はかなり大変な家に育ちました。なので、その精神的ダメージや傷を乗り越えているのかなという話を付き合う前に話して、本人はそこも乗り越えたと言っていたし感情のコントロールができることを感じていました。

 

でも、結婚してみると些細なことが火種になるようで、まるでガソリンにマッチの火を投げちゃった時のようにびっくりするようなことで怒りが燃え上がってしまいます。

私の言い方が冷たかったとかちょっとふてくされてたとか。

 

相手がむすっとしてるなと思ってもスルーすれば良いのに、と思うのですがスルーはできないようで「何なんだ、その態度は!」となってしまいます。

 

妻は夫の言うことに従うもの。

これが夫の家族の(ご両親の)姿。

 

一方うちは妻も夫に対等にものを話すし、何でも言えるというもの。

 

今日、母に会ったら「パパったら、こんなものもらってきたの。怒ったのよ」といってどれどれと思ったらたい焼き。母は和菓子大好きだし問題なさそうですが「私の好みは皮が薄いタイプなのに、これ皮が厚いのよ」とのこと。

 

いいじゃん、もらいものなんだから。

 

我が家だったらこれで話が終わります。

 

でも同じことをうちの夫に言ったら・・・説教3時間コースだな、下手したら寝られないぞ、と思います。

 

価値観の違いって、生活のすごい些細なことが発端で、だけどどうしようもなく「ずれてしまう」ことを感じることだと思います。

だから夫婦(当事者)以外には伝わりにくいし、どんなに説明してもうまく言えないことです。

 

うめようのない距離を感じる部分。

 

夫は「婚姻関係を続けるためにぼくが我慢してキミに従ってる」と言います。

私はちゃんと話し合ってその都度決定してきたことだと思っていますが、結果的に私の意見だったのでそれが今でも気に食わないようです。

 

でも、これをもし50年後も言われるとしたら・・・それはつらい。

「そんなふうに言うならやりたいことをやればいいよ。私はあなたの人生を止めるつもりもないし、将来それを言われ続けるのもイヤだから」と言うと、まあいつもエンドレスの彼の説教が始まります。

 

娘のこと、私は身勝手だということ、最後は謝れという話で、バカバカしくなってしまうのですが、そんなバカっぽいことを繰り返して「価値観が違うな」というのをいつも認識させられます。

 

ただ、価値観が違って苦しいなと思っても、離婚するかどうかはまた少し別の次元という気もしています。

 

別れるというのは、結論の先には、「関係」の終わりが待っているだけで今のところ、私にとってはベストな選択ではないなと思いながら過ごしています。

 

人間関係ってとっても難しくて夫婦なんてなおさら難しいです。

言葉でなじられたり責められることも、感じの悪い発言も、聞いた後はげっそりしますが自分の中でニュートラルにする「何か」をいつも持たなくちゃと思っています。

音楽とか、小説とか、本とか、ごはんとかお酒とか。

 で、懐かしいなと思いだしたこの1曲。ap bank fesのライブに行った時に間近で観て、本当に鳥肌ものでした。

ちょっと賛美歌っぽくて、イヤなこと、悲しいことは背追い込まずに神様に預けていくしかないっていう気分になれます。

ニュートラルどころか、すごく元気になるので懲りずに同じ地雷を踏んでしまっていますが…