保育園に夕方お迎えに行くと、だいたい2−3人残っていてお迎えはいつも最後の方です。
私が教室に入っても娘は気づかない時もあり、先生と楽しそうに遊んでいるのですが、私に気づくと「わーん」と泣き声を出します。
全然泣いてないじゃん!
声だけじゃん!
と毎度そうなので「誰かのマネかな」とずっと思っていたのですが、ほかの子どもでそういう子はおらず、どうやら娘だけのよう。
泣いてないじゃんとか嘘泣きとか言ってごめんね。きっと娘なりの愛情表現で、それはすごくうれしいなと思いました。
親は一方的に子どもを愛するというイメージがずっとありましたが、むしろ娘の愛情に押しつぶされそうなくらい、大きな大きな愛情を子どもから受け取ってる気が最近します。
大好きなみかんを「はい」とくれたり、私が見るまで同じことを続けてみたり、いつも気に掛けてくれてうれしいなって思います。
「いいから早くやりなさいよ(食べなさいよ、これしなさいよ)」と言うのはとても簡単ですが、ちょっとほめてもらいたい気持ちやおもしろいことを共感したいという気持ちにはできるだけ応えたいと思います。
大人になると、スルーするということが多くて、自分の一番を誰かと共有しなくてもいいやとなりがちですが、娘は自分の一番楽しいとき、悲しいとき、好きなものを私にも教えてくれようとします。
その姿って立派な愛情表現だと思います。
自分の家族に自分の一番大事なものを、大好きなものを共有していくって大事かもしれないと娘から教わりました。