日本語って難しいですね。Wrtingと思っててもカタカナになるとLightingかもしれないし。
まあ、それはどうでもいいんですが、今日は「書く」という仕事を見直したいと思います。
大学時代、シュウカツをしている時に「私は何になりたいんだろうか」とふと考えました。人前に立つ仕事(接客やサービス業、教師、窓口など)は向かないだろうなと思ったものの、算数が極端に苦手なので事務系の仕事も不向き。
そこで好きなもの、好きなことを書いていたら、本が好き、字が書きたいという自分を発見して出版社とか新聞社が良いんじゃないか?と安易に結論を出しました。
今となっては入らなくて良かったブラック企業の数々も受けて、落ちて、普通の小さい会社に入りました。
余談ですがシュウカツ中に面接にいった会社では、「子供が3歳で、毎日会社を出るのは10時過ぎです」という女性社員の話を聞きました。女性活用事例みたいな枠で聞いたのですが、今思えば非常に厳しいですね。
だんなさんの協力もあって、とかいってましたがちとしんどいですね。
前段が長くなりました。
書く仕事について、です。
書く仕事って資格がいらない仕事だとつくづく思います。各種講座を受講して、修了証とかがあったりはするのだろうけど、この道を通らなければという必須項目はありません。
じゃあ、何か条件的なものがあるとすれば。
1.読書経験が豊富
自分が記事を書く人なのに本が苦手な人は向いていないと思います。言葉をたくさん聞いてないと話せないように、たくさん読まないと書けないと思います。
2.表現力への追求心、探究心
どんな日本語表現があるのか、言葉への関心が高いことも大事です。ただし、マニアックすぎるとこれはこれであまりよくないです。
3.タフさ
取材の時間は相手に合わせることが多いのですが、取材内容によっては営業と違って営業時間内でおさまるとは限らないのでそれなりに体力も必要。すぐ書かなくちゃいけないこともあるし。
いろいろいわれることも多いので、精神的にもタフでいないと。聞き流す力と受け止める力のバランスをとりつつ。
4.洞察力
これはすっごい大事。相手が沈黙する時のメッセージを受け取れたり、表情の変化の意味を分かってないとだめだから。一番にもってきたいところです。
5.コミュニケーション能力
書く仕事は取材することも多いので、意外とサービス業にも近い気遣いが必要。どんな相手ともきちんと会話できないといい取材にならないので、良い記事にもならないです。
6.書き続けること
書かないと鈍ります。スポーツとか楽器とかと似ていてやらないとスキルが落ちるものだなとつくづく思います。どれだけダメと言われても、直されても書き続けてれば誰でもできるのがライティングだと思います。
まあ、偉そうに並べてみたものの、今一緒に働いている後輩の子は「本を読んだことがない」というつわものでした。読書体験がなくても成り立つってことですね…。良し悪しは別としても。
もう1つ思うのはブログを書いていらっしゃる方の中には、本当に分かりやすくて丁寧に書いている人も多くて、刺激されます。
Webでも紙の本でも「こういうのを書けるってすごい」と思う人のものに触れるって大事です。
最近はなかなかWebばかり読んでしまって本を手に取る機会が減ったのですが、本も読み続けないと言葉への感度や反射能力、使うスキルが鈍ります(反省)。