子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

「かわいい」は嬉しくない

かわいいといわれることはほぼゼロなのですが、夫が時々いうことがあります。でもそれをいわれるたびにすごい違和感でいっぱいになります。

「言ってくれるだけマシ」という考えもあると思いますが、別に特別嬉しい言葉じゃないというのが本音なので、いつまでたっても慣れず「かわいくないから」と否定してしまいます。

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かわいい、はこういうこと。

「かわいい」といわれて嬉しくない理由を考えてみました。

1.自分のイメージする「かわいい」とほど遠いから

私の中ではかわいいといえば、小西真奈美とか永作博美とか、ちょっと童顔の入った感じの柔らかい雰囲気の人のこと。私は全然そういうタイプではないので違うと毎度思います。

小学生の頃からふけ顔で決してかわいい部類の子どもではなかったし。

 

2.かわいいって子ども向け

英語でも大人に向かってcuteってあんまり言わないのと多分同じで「かわいい」という言葉のイメージが赤ちゃんや小さくてなんか愛嬌のあるものを形容する時に使うイメージです。

 

3.容姿で判断されてる感じが受け入れられない

「そのかばんかわいいね」とか「そのデザインかわいい」とか、仕草とかピンポイントならまだ分かるのですが、漠然と「かわいい」と言われると、え?どこが?と思うし、何かしら「かわいいもの」が求められてる気がしてしまって無理と思ってしまいます。

 

4.もっと違う言葉がいい

まあ、端的に言ってこの4の理由が大きいのですが、かわいいじゃない言葉が私は嬉しいです。

 

それを思ったのも、先日、同僚に「タフですね」って言われてすごい嬉しいなと思ったからです。そーそー!私は精神的にも体力もそこそこ強めだよ!と思って、最大級の褒め言葉と受け取りました。

冷静だとかまじめだとかいってもらえるのも単純だからすごいうれしいです。

 

なぜだろうと思ったら、多分「なりたい自分」でもあるからだと思います。

実際は不真面目であきっぽくて、詰めが甘いのが私の姿なのですが、ちょっとでもなりたい自分に近づけた気がして、こういう言葉で表現されると嬉しいというのがあるのだと思います。

 

目指す方向が「かわいい」という相手にとっては嬉しいのでしょうが、「女性はかわいいと言われて喜ぶものだ」というステレオタイプな夫の発想には全く共感できません。

 

思ったことを素直に言うのも大事ですが、相手が何を嬉しく思うかも大事だと思うんですけどねぇ。と思うのですが、まあ、褒めてもらうために何かするわけではないし、私の強い部分を「いらない」と言うので、夫からは一生「タフだね」なんて言われないと思います。

 

さらに、私以外の女性にも夫は「かわいい」を連発するのですが、あまり大人の(私よりも10歳以上年上とか)女性に対して使う言葉ではないなといつも感じてしまいます。

かわいい、かぁ。

言われた本人も周りにいる人も、その真意をつかみきれないまま言葉だけが残ってしまう微妙な言葉です。

万能と思われる言葉も、相手と場面が違えば「ボキャ貧」てやつを露呈するだけ。

(ボキャ貧ってすごく久しぶりに使って、最後に使ったときが思いだせないくらい前!)