子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

子どもの高熱で考えられる病気

昨日、すっごい元気でわがままたっぷりだった娘がお昼寝の後、ものすごい体をほてらせていました。寝起きのせいかと思ったけど、どんどん体は熱くなるし、ぐったりしてきたのでお風呂に入って寝かせたところ、39度以上の熱。

 

娘はそこまで熱が上がったことがなかったので相当つらかったと思います。

 

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何の病気かなぁ。と思って調べてみたら、子どもの発熱には以下のような感染症が考えられるようです。

突発性発疹
わりと周りでもかかった子どもが多くて、とくに1歳前に多いように思います。
症状としては39~40℃の発熱が数日続いて体中に発疹が出るようです。
麻疹(はしか)
発熱のほか咳、鼻水、目やにが2~3日続きこの時期はひどいかぜのような症状です。いったん熱が下がったあとに高熱となり、全身に発疹が出て数日間続きます。
合併症がこわいようで、肺炎、中耳炎、下手すると脳炎になり、致命的だそうです。
水痘(みずぼうそう)
水をもった疹が全身に出ます。今、私の友達の息子さんがかかっています。小学校1年生で妹もいるので、人にうつるので大変そうです。重症化すると高熱が3日くらい続いて全身びっしり発疹が出るようです。私も小さい頃になった記憶がぼんやりあります。
アデノウイルス
夏に流行するプール熱咽頭結膜熱)が原因ウイルスです。のどが真っ赤に腫れて高熱が4−5日続きます。目に結膜炎をおこしたり、頭痛や吐き気、下痢、高熱による消耗症状もおこります。1年中、発症することもあるようで肺炎になってしまうこともあるそうです。
ヘルパンギーナ
夏風邪の一種。名前がすごいなって思って印象深いですね。
発熱とのどがまっかになって水疱(ぶつぶつ)ができます。熱は2−3日ですがのどが痛くて食べられないこともあるそうです。原因はエンテロウイルスやコクサッキーウイルス。両方、聞き慣れないけど怖そうです。のどが痛いから水分とるのも大変そうです。
溶連菌
溶連菌という細菌がのどについておもに扁桃炎をおこします。結婚してす   ぐ夫がかかりました。すごい発熱と震えで病院に行ったら溶連菌。子どもの病気と思いきや大人もかかるようです。
発熱、のどの痛み、ときに発疹が出ます。のどは真っ赤で白いぶつぶつがついて、舌が苺のように赤くざらざらになります。抗生剤を10~14日飲むことが必要。
インフルエンザ
一番有名な発熱系の病気ですよね。風邪の症状、悪寒、節々の痛みとかが特徴でしょうか。肺炎や脳炎といった合併症もあるようです。
A型とB型とがあり、今は迅速診断キットが普及して早く診断することができますし、発症48時間以内であれば効果のある抗ウイルス剤もありますの で、あやしかったら医療機関へ。伝染力が強くて次々にうつって病気にるので、出勤停止とか出校停止とかありますよね。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
耳 の下がはれるのは耳下腺という唾液腺にウイルスが入るからのようです。片方のこともあるし両方腫れることもあり、腫れてるといたくて、熱が出ることもあり ます。髄膜炎を合併しますので、頭痛や嘔吐があれば要注意です。まれに膵臓炎や睾丸炎をおこすこともあるそうです。こわいですね。

 

 

というわけで以上のような特徴が高熱の感染症にあるので、娘が単に疲れによるものか、感染症によるものか、病院に行ってきたいと思います。