最近、よく見かける言葉ですよね。イクメン、イクボス、ワーママ。使うけどあまり好きじゃない省略形だなぁ。
ま、それはいいのですが、昨日は会社がまだ休みムードで機能していなかったのでついついネットサーフしていたら面白い記事を見つけました。
おもしろかったこと
1.カセメン
これ、家政婦メンズってことかと思ったら稼ぐメンズってことらしい。
2.結局どっち?
>日本のコンサバティブな会社ではイクメンは出世できない
とありつつ、イクメン=出世できないではない
3.現実はここまで緊迫するのか(するかもしれないけど・・・・んー)
ややあおってる印象。
>何より、子どもの緊急事態と会社の緊急事態、どちらを取るかという切迫したときにどうするかが問われる
4.困窮を極めるくだりあり
>ワーママたちは、夫に、「イクメン」優先を望むべきなのか、「カセメン」優先を望むべきなのか…。これは難しい問題ですね。
問題がずれてきてない?
と、いろいろネットのニュースを読みながら突っ込んだりハラオチしたり感動したりしているのですが、今回は突っ込みが満載でした。
私自身は、育児をする男性も出世できる人もいるしできない人もいると思っています。
環境要因、会社の制度や風土、文化で育児に携わりにくい場合もあると思うのですが、価値観(自分のプライオリティを会社は肯定するかどうか)で動くこともアリだなと思うので、どうしても合わなければ転職する人もいたりします。
育児というのは、ある意味天井が見えています。だから、長い社会人生活の中で腹をくくりやすいと思います。
「よし、6年だ」とか。下の子がどんどん産まれれば別ですが、6年を2回というよりも重なる時期もあったりして、やりくりしていってしまう場合も多いかと思います。
そして、カセメンという聞き慣れない言葉にも驚きましたが、たとえば我が家の場合は私も夫も安月給なもので、どっちがどうという稼ぎはなく、二人ともがんばれよというレベルです。
なので、子どもが具合悪いときは有給を駆使しますが、先日の例で言えば、午前は私が休み、午後は夫が休む。午後から私は出社して大事なミーティングには出る、とかやりくりをしました。
(おかげで、朝、のんびりノンストップ!をみることができました・・・。)
病気が続くと出社もできなくなりますが、普段からその日に仕事を完結させるとか、メールや会話で「あのときのミーティングのキャッチアップをさせてほしい」としつこくても頼むようにしています。相手のタイミングを見て聞くようにはしますが、「あ、やる気はあるんだね」と周りの人に認識してもらうことも大事かなと。
そのためにも、人間関係がすごい大事だなと思います。人間関係が悪ければ、自分のやる気もネガティブに受け止められてしまします。関係がよければ、やる気はそのまま「やる気のある人」で扱ってもらえるという気がします。
うちの会社の御姫さんは、ミーティング中にゲームをしているけしからんやつで、毎回む〜〜となるのですが、そんな御姫さんにも助けてもらうことはあるし、ゲームはムッとしますが半目で見て、些細な会話でも楽しくするようにする!とか。目をつぶりあって仕事するというのも必要なんだなと思います。
あとは、一人当たりの子の看護休暇を年間5日まで取得できるのは法律に定められているわけで、それを認めない上司は法律違反だと思うし、「会社と家族どっちが?」とかいう問いの立て方自体ナンセンスだと思いました。
それって、「火と水どっちが大事?」みたいなもので、答えは「どっちもだよ」って話です。
で、イクメンだかイクボスだかボスザルだか知らないですが、個人的には小島慶子さん流の家族の役割がいいなと思っています。
家事、炊事、育児、すべてのあらゆる家庭内の事柄を夫も妻もすべてできるようにしておく、と。
完璧じゃなくてもちろんいいと思うし、なにをかってどう食べさせるかを考えたりわかる知識さえあれば、ごはんなんて買ったっていいと思います。
掃除も行き届いてなくても、そこそこできればいいし。
それでも女性にかかる負荷の方が多いのですが、時々、ではなくけっこうちょくちょく娘を夫に預けるようにすることで、「子どものことはキミより僕がわかってる」とか言ってくるし、それくらいがちょうどいいなと思います。
どっちが出世できるかできないかとか、結局はその人の判断力(この会社でいいのか)、もともとのスキル(技術が高いほど転職も起業もしやすいかも)、コミュニケーション能力にかかってる気がしました。
出世できないのを会社のせい、育児のせいにしたら子どもがかわいそうだなと思います。出世したいかも含めて、自分が何になりたいのか、それがこの場所で本当にいいのか、そんなことも考えつつ、現実に文句を垂れつつも、最後は誰のせいにもせずに自分のことは自分が引き受けていく必要があるんだって思いました。