子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

親族の結婚式

最近、親族というか、夫の兄弟の結婚式がありました。

花嫁の方のことは何も存じ上げないのですが、式の準備の時にだいぶ兄弟間で諍いがあったのでその印象が深く、正直、心象のよくないまま、結婚式でした。

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いざ、結婚式。
夫のお兄さんは40歳。それくらいの年だと、そこそこ地味目にやることが一般的には多いのでしょうが、彼の性格からいっても派手婚だな、という想像通りのはっではでの結婚式でした。
お金はないということなので(そうだよね、だって働いてないし)場所が派手というわけではなかったのですが、とにかく200人くらいを呼び、すし詰め状態。
披露宴というかお茶会も身動きがとれずに2時間カンヅメだったので、娘のストレスも家に帰って爆発でした。
 
肝心の結婚式の内容はよかったです。
奥さんになる方も才能豊かな人で、それがいかんなく発揮されていました。
ただ、いかんせん、派手。つまり、延々と余興ばかりが続いて緩急なくて、夫いわく「やりたいことを整理もせずに全部詰め込むとああなるんだ」とのこと。
 
今回の結婚式で夫の性格もよくわかったのですが、夫の場合、兄弟といると「自分がまともにならなくちゃ」と思うらしく、かなり常識的で客観的な話をしてくれます。もちろん、だいぶ贔屓目になってはいますが。
 
私も、久しぶりに昔の同僚に会ったり、最近会えなかった友達に会えたり、よかったです。
 
それと、式の間、パーティーの間、ずっと考え続けていました。
式の前々日くらいに、夫がお兄さんにコーヒーをおごってあげたら「共働きだから金持ちだよな!」と夫に言ったそうです。
ありがとう、でも今度はおごるよ、でもなく。
開口一番「お前のところは共働きで金持ち」みたいなことをいう神経が私にはどうしてもムカッときます。
夫も、兄弟への思いやりとしておごっただけなのに。
 
人の気持ちを受け取れない人なんだなと思います。
 
そんな義兄に対して、私はどういうふうに関われるのか、とずっと考えていました。
今も明確な答えはなかなか出せないけど、義兄とはもともと友達です。
本当に優しくて、いい人だと思っていた時期もあるし、実際にそういう面もあったりするのは確かです。
 
これから、しばらくおくさんの仕事に関連して遠くに住むことにもなるようで頻繁に会うこともないし、私は私の中にある彼へのイライラやゆるせないという気持ちを手放していこう、と思いました。
 
自分の中にあるもやっとした気持ちというのはなかなか消え去らないものです。
それが親族というかたちで関わるとなるとなおさら。
だけど、社会的に関係があると認識されたり、一身に思われることもしばしばあります。
 
経済的なことで人の家庭のことまで言うとか、私の親友に対してさんざんこき使った挙句「そんな人僕は知らない」という神経がどうにもこうにもムカムカさせられることも多いし、これからもあると思います。
それでも、自分の中にそういう思いがあってすぐにてばなせなくても、自分の中の毒を抜いていくように気持ちを向けていこうと思いました。
 
そんな気持ちで結婚式以来、会って話したら普通に話すこともできました。
彼の失言はおそらく私の中で消えることはないし、いちいちムカついたりもしちゃうかもしれないです。
それでも直接話すことすら避けていては、関係が良くなるどころか悪くなるしかないし、「それでもいいや」と思うときがあっても、それが本当にベストかと言われればそうじゃないという気もするし。
 
何回もギブアップしてきたし、今回、式を出ることすら抵抗していましたが、コミュニケーションを諦めてはいけないなということをじんわり思った出来事でした。