子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

暑くて死ぬ時代

7月に入ってから熱中症で搬送されたとか亡くなったとかいうニュースが相次いでいます。

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部屋の温度は30度以上、窓を開けてもろくに風も入らずエアコン嫌いが災いしたようです。

昔は〜なんていう人も多くて、実際どうなのだろうと調べている人も多いですね。

ちょっと私も調べてみたら、10年前の2005年で気温が35度以上の日はたった1日。8月でも3日しかないです。

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それに比べて今年は35度以上の日が7月に5日もありました。今月はまだ上旬がちょうど終わったばかりですが、8日も連続してありました。

この「連続で」みたいなのも肝だと思います。

 

とくに都会はコンクリートジャングル、ヒートアイランド。すっかり聞かれなくなった言葉だけどずっと変わってないですよね。

こんなに暑くて熱の逃げ場もなくて、体感としては朝から30度以上ある感じですよね。

 

家の中も、壁から屋根から熱が吸収されてまるでサウナ。我が家はマンションなのでそれほどでもないですが、一軒家だと暑さも対処していないと大変そうです。

 

こんな中でエアコンが嫌いという理由で命を落とすとは…。

家の中の熱中症でよく聞かれる話ですが、エアコンについて意外と知らないというか昔のイメージのままの人も多いのかもしれないです。

たとえば、

  • 15年くらい前のエアコンを使うくらいなら最新のものを買った方が省エネで電気代もだいぶ浮く
  • 今時のエアコンは風量もきめ細かく調整できて、寒すぎ、暑すぎから解放される
  • 病院に搬送されるくらいならエアコン代の方が安くつく
  • 熱中症で死ぬこともある
  • エアコンをつけていれば死ななかった、なんて可能性もある

 

祖母は今、施設で生活していますが、祖母なりに決め手になったのは「夏は涼しくて冬は暖かいわ、ここ」ということでした。

年をとるとリモコン操作一つ、面倒臭くなるものです。

その点、施設は基本的に28度設定、如何してもわからなければスタッフに聞けば親切に調整してくれます。

それに、トイレ、食事ルーム、廊下と一定の温度が保たれていて、温度差にクラクラ、みたいなこともないのも良いところです。

まあ、その分外での生活はほぼできなくなるほどに温室なのですが。

 

その点では、母の方が心配です。

「全然暑くない」と言って冷房はつけない、扇風機は嫌いで部屋に行くとむ〜〜っと暑いことがしばしばあります。

まあ、人のことは言えず、私も冷房をつけずについ集中して何かしてることも多いです。

 

でも、毎年毎年、猛暑日は増えていると思うし、「まだ大丈夫」と思わず、昼間も夜寝る時もクーラーに頼って快適に過ごさないと、本当に暑さで死んでしまう物騒な時代です。