子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

夫の帰省

夏の終わりに夫が兄弟や親に会いに旅立ちました。

私は転職活動もあり、週末には資格試験もあるので遠慮しました。娘も非日常でストレスいっぱいになるだろうし、娘中心に動けないなら単なる負担だということで一緒にお留守番です。

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夫は新幹線代を惜しんでLCCの航空で大阪へ飛び立ちました。

のはずが、フライト時刻の5分後に電話がかかってきました。

「ど、どしたの??」

「乗り遅れた」

え??今なんと??

駅まで荷物持って行って、乗る電車もバスの乗り方も小学生相手並みに親切に教えたじゃないか。

私の旅行じゃないのに「なんで一緒に調べてくれないのか」って昨晩逆ギレしてたじゃないか。何を今更乗り遅れたなんて電話してきて!!

という思いもちらっとよぎりましたが、傷心の夫が私についつい電話してきたということは前向き回答をせねばと思いました。

 

乗り遅れた理由の一つは、慣れない成田空港でぽーっとしてしまったとのことです。

そしてもう一つが

「チェックイン間に合わない!早くしなくちゃ」と思って藁にもすがる思いでスタッフに聞いたら

「入場ゲートに入ってください」と言われ、素直に行ったら

「チェックインしてないからのせないよ」

っと言われたそうです。

 

これはスタッフのミスリードでしょうと思いました。

 

なのに次の便に乗るために手数料が取られちゃうのかぁと思うと残念なので、

「一応、こういう風にスタッフに言われてその通りに動いたら乗れなくなったんだ」ということは伝えたほうがいいよとアドバイスしました。

 

電話を切った数分後、

「手数料なしで乗れることになった」と報告がありました。

 

スタッフさんも「私が間違った情報を伝えてしまった」ということを上司に言ってくれたそうで、時間は戻ってきませんがお金は余計に払わなくて済んでよかったねと思いました。

 

散々、LCCはチェックインも複雑だし慣れていないと難しいよ、気が抜けないよと伝えていたのに見事にミスってしまった夫ですが、こういう困難の時、失敗してしまった時に素直に電話してきてくれたということは、励まされたいとか誰かに話を聞いて欲しいとかの心理があると思います。

 

文句を言うことは容易いけど、電話してきてくれたことは信頼されているからなのだろうし、私のことを思い出してくれたので良い方向にいけるような話にしていくというのはとても大事なのではないかと思いました。

 

精神的にがっかりしたり残念に思うことって生活の中でもありますが、それを誰かに話した結果、

「それ見たことか」とか「だから言ったじゃない」とか言われたら

「こいつには二度といわねぇぞ」となります。

 

逆に、その失敗談を話した後に、必要なアドバイスや受容的な反応があれば、気持ちが軽くなると思います。

 

夫婦だからとかではなく、親子や友達、職場の人に対してもそうやってマイナスからゼロ、プラスの方向に気持ちを向かわせていけるような人になりたいと思いました。