私のおばあちゃんは8月生まれです。
私の娘も8月生まれ。
たまたま、朝、母と話していたらおばあちゃんのところに行くというので予定を全部そっちのけで会いに行ってきました!
横浜の介護老人福祉施設に住むおばあちゃんは一体何歳になったのかしら?など行きのバスで考えていました。
結局わからなくて、会ってから本人に聞いてみました。
「何歳になったの?」
「はて、何歳だったかしらね。88歳かな」
ん??去年か一昨年もそれくらいじゃなかった??と思い、
「何年生まれ?」と聞いたら案の定、「大正15年」との返事。
歴史は好きだけど、昭和元年が何年で、とか明治何年は西暦で何年で、とかいう計算が出てこないので「西暦では?」と聞くものの、「大正15年」以外出てこなかったので、母がサクッと計算して
「今年は89歳ね」ということですっきり解決しました。
私の人生をもう一度ゼロから生き直してもまだまだ追いつかない数字です。
89歳まで生きるってすごいことだなと思います。
そんなおばあちゃんからしたら、どんなに「こんな歳になってしまった」と年を感じる私のことも。若く思うんだろうと思います。
私と娘よりも当然年齢差があるわけですし。
忘れていくこともいっぱいあって、戦争直後のことを聞いたのですが、引き上げのことも引き上げ後のことも覚えていませんでした。
おろか、一番長く住んだ家のことも覚えていなかったです。
そうして忘れていくこともいっぱいあって、できなくなることもいっぱいあって、それでもおばあちゃんが生きていてくれることや存在してくれることが私には嬉しいです。
おばあちゃんの家は施設になっちゃったけど私はそこでもリラックスができておばあちゃんのベッドのはじっこで昼寝をしてしまいました。
人間関係というのは、本当に日々、日々、積み重ねて少しずつ信頼や安心ができるようになっていくし、それが築けていると大きくなって離れていてもすぐにその近い関係は戻れるんだなと思いました。
元気にお互い過ごしていることにも、心から感謝です。