子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

昨今のセクハラ報道など見て憂うこと

昨年、伊藤詩織さんが強姦の被害を公にしたり、#MeTooの運動が(海外では)広がってグラミー賞英国アカデミー賞などでも抗議のうねりが盛り上がっていました。

そんな中、日本でもはあちゅうさんが声をあげていたけれど、日本ではあまり広がる気配がないなぁと感じています。

だってこんな受け止めをメディアの中の人がしているんだもの。

this.kiji.isよく言われることが「女は愛嬌 男は度胸」。

何でも笑って流せと女性は言われることが多いです。

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なんだかな、と思います。私が中学や高校の頃からこういう反応で済まされることが、この国にはいつもいくつもあってそのたびにため息が出ていましたが、結局それから20年経過しようと大きく世論の質は変わらないのだなと思います。

幸いにも、私はどの職場でもセクハラみたいな経験をしたことがありません。

強いて言えば、先日、職場の医師に「妊娠してるの?」って言われたことくらいです。「太っただけです!」とかなりムッとしました。だって私がシングルマザーだって知ってるくせに軽口をたたきやがって...。ということで。

 

過去に勤めたどの職場でもセクハラ発言をする人がそもそもいなかったというのは、恵まれていたのだと思います。

 

一連の報道は他人事のようで人ごとではないなと思います。これが自分の娘だったらと置き換えるとおぞましいですし、娘には「うまいかえしで切り返せ」という小手先の処世術を伝えるのではなく、この世界が様々な偏見や差別によって歪んでいるという本質的課題を掴んで、変えていく力を一緒に考えていきたいです。

息子にも、同様のことを伝えたいと思います。

 

 

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