子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

夫婦円満の秘訣はあるのか

以前にもチラッと書いた、昔の知り合いのブログの話。

 

カップルサイコー!!

妻、beautiful~~~~

連日、ブログの投稿にこういう言葉が踊っています。まるで初めて彼女ができた男子校生のつぶやきのようです。

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いったいどうしたらそんなハイテンションで夫(もしくは妻)を見られるのか、なぜ私はそういう風に思えないのか知りたくて、ブログ更新のたびにヒントがないかとつい見てしまいます(だって続きはまた今度)ってあるから、いつ結論が?と思うのです。

 

それで、ブログをまじめに読んでみると

ここを直してほしいとかこれだけはやめてということをストレートに言ってない?言われた相手は良い気がしないよ。紙で書いてそれを貼り出したら数週間のうちにお互いの悪い癖を直せた

っていうもの。

ほげ〜。

と思いました。

別に相手が変わることを諦めてるつもりはないけど、紙に書いて変わるようなそういう単純なレベルじゃないから悩んでるのであって、夫婦の問題って一言で言い表せない複雑なもの何じゃないかと思っています。

 

たとえば、ごく一部の例ですが私の場合。

夫は娘の面倒をけっこうマメにみてくれます。食事もおむつ替えもお風呂も、全部一通りできます。それに家事もまあ、できます。自分のお昼のお弁当も自分でつくってくれます。

全然非の打ち所がないように思えますが、ご祝儀の件だけでなく、その感覚に「え??」と思うことがあります。

 

たとえば突然遊びにきた弟と一緒に娘のお迎えに行って保育園内にあげちゃうとか(うちの園では保護者以外、たとえ園児の兄弟でも園内には入らず玄関か外で待ちます)。

 

自分の進路が思うように進まないと感じると、決断済みの話でも「あのときMaMiが・・・」となって、結局私が謝らないといけなかったり、「僕の気持ちをわかってくれていない。理解していない」となってちょっと手のつけようがないくらいねちねちと文句を言ってくる日があります。

娘にも「言うこと聞かないやつは悪い子だ」と怒ってたたこうとしたり・・・。

 

こういう側面をみるたびにげっそりします。この人、どうしてこんなにささくれ立ってるのだろうか、と。

 

そのほかにも兄弟間での共依存ぽいところや親に対するすごいあこがれと憎しみ、悲しみがあって(いろんな不安定さはここからきていますが)、生まれ育った環境というのはこうまでも深く影響するのか、と思います。

 

こういうのって紙に書いてみたところですぐに改まると言ったレベルの話ではありません。

時間をかけて、また、誰かを通して少しずつそのネガティブな気持ちから解放されるものでもあると思います。

 

ハッピーチャッピーな家族は、それはそれでいいのでしょうけど、私の尊敬するある人はこんなことをいっていました。

「わーい、大好き。ハッピー、カップルサイコー」これだけでもダメ。

「こんな人と何で結婚したんだ。結婚しなければ良かった、あーつまらん」これでもダメ。

徹底的にぶつかって、ちゃんと乗り越えていって、お互いの一番醜いところと一番美しい姿を知って、愛することが大事なんだよ、と。

 

なかなか、「愛する」って深い話で難しいですが、良くも悪くもこの人と結婚してこの人と人生を歩いていくんだなという覚悟は一つの愛だと思うし、アップダウンし続けてもいいのかなと思います。

 

結婚がうまくいく媚薬なんてどこにもないわけで、ただただ、1つ越え、2つ挫折し、また2つ越えて3つ挫折・・・みたいな子育てと同じような行きつ戻りつを繰り返して進んでいくしかないのかもしれません。

 

ただ、不倫したりDV、モラハラみたいなろくでなしお、なし子の場合は速やかに対応しないといけないと思いますが。

 

何が言いたかったかと言うと、知人の書くような、絵に描いた結婚はどこにもなく、夫婦のあるべき姿って言うのもどこにも答えがないのではないかということ。

なので、「これでもんだいなーし、結婚はこれすれば最高になるのだ」というのは、すべての人にハマるわけじゃなくて、たまたまその人とそのシンパにハマっただけってこと。

 

答えは自分たちで見つけないとね、ちゃんと。