子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

ガキ夫では済まされない話

朝から興味深いニュースを読み、早速、夫にもシェアしました。

 


NHK『あさイチ』が特集した「ガキ夫」全国の家庭がヒートアップ!該当する場合はどうすれば? | 水島 宏明

ガキ夫という名前はスネ夫とかマスオみたいでソフトなイメージを与えますが、こんな人が夫だったら即刻「親呼び出し」ですよ(実際に呼ばなくても一体どうしたらこんなに家庭性のない人が育つのかと思います)。

 

服脱ぎっぱなしとか絶対私は放置だな、と思います。相手のタイミングでいいから洋服を着ていた人が洋服は片付けるものだと思います。子どもよりゲーム、っていうのもゲームと結婚すればよかったね、という話。

青木さやかさんの「自分が少年だと言ってることがカッコ悪いと思えないんですか」ってすごく的を射た質問です。

 

「少年のような心」とか家庭生活の中で一番いらないです。

アイデンティティーの獲得もままならない存在が子ども以外にもいると思うと・・・。

 

興味深かったのは「自分は子どもっぽいかも」という自覚があることです。だからきっと、「だらしないわね」とか「ちゃんとしてよ」といわれると、むかついたり「うるさいな」って言い返したりするんだろうと想像しました。わかってるからいわれたくない、というやつ。

 

うちの夫はガキ夫じゃないですが「どうして?」という私の質問を毛嫌いします。その裏には「どうしてしらないの?できないの?」という責めがあるように感じるから、という理由です。

 

それを言われてからも「なんで?」と聞かずにはいられないことも多くてつい聞いてしまいますが、大事なのは「こういうふうにしてしまう自分」を自覚した上で、「こういう風にいわれるとこう感じる」ということも理解して相手にそれを伝えることかもしれないです。

というのも、夫が少し変わった気がするからです。

「なんでそうやって僕を責めるのか」ときれるだけでなく、「そういう言い方が嫌いなんだ」と言ってくれるようになって、向こうも自分は何がよくて何がいやで、という自分の内面を理解しようとするようになりました。10回に1回くらい。

 

ちなみに、匿名座談会では「女性の方こそ感情をコントロールしてほしい」という意見もあったようですが、感情をコントロールし、理知的行動ができれば、セルフコントロールできれば、奥さんを怒らせなかったんじゃないの?

 

アサイチでは、わざわざ未熟な人を取り上げてるだけかもしれませんが、発言を読むたびに背の寒くなる思いがして、日本男性の少年への憧憬は日本のロリコン趣味とも重なるし、こういう人が外では偉ぶるのだろうと思うと、日本の社会って一体何なんだ・・・って気もしました。

 

 

この記事では

妻と夫の両方に向けた処方箋を示してくれればありがたい。

とありますが、共依存しないこと。これに尽きると思いました。

 

結局、家でしか甘えられないんだね、と手伝ったり受け入れることが共依存を引き起こすと思います。

あとは「処方箋を示してくれ」と言わずに二人が精神的にも肉体的にも対等に(independent)関係を築けるようになったら良いのではないかと思います。 

お互い家政婦でも足長おじさんでもないから。

大人が出会って結婚するんだから、会社で言わないこと、やらない失礼なことやだらしなさ過ぎることを家でもしないことだと思います。

 

自分を甘やかして自己中でいることが誰かを不快にさせてるなら、それはselfish,childish なだけだし。

ガキ夫のその先には熟年離婚四文字が浮かびました。年ばっかりくうのでなく、精神的成熟がキーワードな気がしました。