ポストに投函されていた区のシルバー人材センターの案内。
ばっちり、実家にも取ってありましたが、内容はなかなかシビアでした。
清掃、PCでの事務作業、交通指導(ちびっ子の通学のため)などなどでしたが、事務作業はごくわずかでだいたいは肉体労働です。
清掃も、マンションや道路、ゴミ捨て場、公的施設などなど多岐わたりありました。
中でもシビアだなと思ったのは給与の低さ。
一日6時間くらい働いて、週3日だとして5万円程度。
労働時間からしたらこのくらいなのかもしれませんが、高齢者にとって肉体労働はきついのではないかと思いました。
シルバーの活用とはよくいわれますが、サラリーマンや主婦が何十年もそれに従事してきて、その次のステージで待っていたのは肉体労働とはこれいかに・・・。
ゴミ捨て場の清掃やさまざまな清掃って機械化できないものなのかな。
とても好きでやりたい人はいいかもしれないけど、たいていはつらいと思います。
自分が汚したわけでもないのに、なんて私は思っちゃいそうです。
人がやりたがらない仕事をシルバーの人に、なんていうのではなく、もっと構造的なシルバー世代の育成をしたほうがいいんじゃないの?と思いました。今は付け焼き刃的に「元気なシルバーに働いてもらおう」という思惑は見えるんですが、一人一人のキャリアとしての集大成にはどうにも見えません。
サラリーマンで培ったあれやこれを生かして働けないものなのかな、と思うし、人によっては漫然と働いてきてスキルとかない、という人もいるかもしれませんが、そういうことがないように「自分のビジョン、自分のギフト(より深められて誰かに貢献できるもの)を知る」という教育も必要なんじゃないかなと思いました。
それでももしかしたら、このご時世、働ける場所があるだけマシなのかもしれません。
ちなみに、うちの区のセンターでは年会費2000円で会員を維持できるらしいです。5万の月給で2000円の登録料とは・・・・。
ぼったくり???なんていう気もしました。