最近、よく地方で暮らすメリットについてよく聞きます。ITだったりITを使った仕事でよく実践している人を見かけます。
どんなメリットがあるのだろうと考えて見ました。
地方に住むメリット:
- 物価が安い
- 地価が安い
- 空気がきれい
- 土地が広い
- 食べ物が美味しい
- 地域密着な活動がある
- 満員電車での通勤がない
- 人疲れしない
もう少しあるでしょうか。
時々、子育てしやすいとかも聞きますが自治体にもよる気がします。手当って意外と自治体で違うので地方=子育てしやすいとは言えなさそうです。
次にデメリットを考えてみました。
デメリット:
- なじめないと孤独
- 夜道は真っ暗で危険な場合もある
- 車がないと生きていけない(と思う)
- 買い物する場所まで遠い
- 進学の選択肢や勉強の選択肢が少ない
- 就職の選択肢も限られている
こんなところでしょうか。
では東京で暮らすメリットとは:
- 便利、便利、便利。なんでもある
- 24時間稼働しているところが多い
- 全世界のごはんが食べられる
- 海外に行くのに便利
- 就職口が多い
- 勉強したいときに選択肢が多い
- 夜景が綺麗
- 電車で大体移動できる
最後のは、適当でした。すいません。
ではデメリット:
- 狭い
- 空気が良くない
- 人疲れする
- なんでも高い
- 騒音
- 競争が激しい(保育園も学校も、就職も)
もう少しあるのかな。
いろいろ並べてみたものの、一長一短で全然何かを決める決め手にはなりそうにないものばかりでした。
相対的な話であったり価値観であったり。
私は今、東京に住んでいますが、昔は近隣圏に住んでいました。東京近郊からの通学のストレスといったら!!!
中学生に向かって大人気ないおじさんたちが朝から電車の座席をめぐって熾烈な争いをしていました。私が座ったら30分ほどのいやがらせ(わざと目の前のつり革につかまってグイグイ足で押してくる)に耐える必要がありました。なので、本を読むか寝るか。ボーッと過ごすなんてほぼできたことがありませんでした。
その点、東京だとどこにいくにも30分もあれば行けるので満員電車でもストレスはそれほどないです。
「いなかのおばあちゃん」ていいなって昔は思いましたが、私の祖母も東京在住だったので「おばあちゃんち=東京」で田舎はドラマや映画のイメージの中にしかありません。
そのせいか、地方暮らし実践!みたいな記事を読んでも「あ〜そうなのね。」とは思うもののリアリティが持てません。
考えるうちに地方vs東京というのは不毛なんだという気がしてきました。
そう考えると沖縄ってそれだけで文化や価値観が立っててすてきだなって思うし中央集権というか東京が標準みたいな発想を捨てて、それぞれが自分たちの地域を誇りにしていければいいんだと思いました。
どの土地にも「ならでは」の良さがあり、それが国の豊かさにもなると思うのですが、こうして「東京」と「地方」みたいにまるで2つしか地方がないように語られてしまうほど、日本は明治期以降ずっと「東京」かそれ以外か、というふうに進んできてしまっているのかなと思います。
娘が大人になる頃には、あえて地方に住むとか宣言するまでもなく、どこに住もうが何を生業としようが、「あなたの価値観と選択」として暮らしていけるといいなと思いました。こどもの日なので無理やり子どもに重ねてまとめてしまいました。