この年になって転職するとは思っていませんでした。
昨日、およそ10年ぶりにシュウカツで使ったリクルートバッグを引っ張り出し、あたふたしています。
志望理由、志望動機、転職理由など考え過ぎてわからなくなり、最後は緊張による吐き気。
就職活動の時も、前の転職の時も、昨日のことのようにあの息苦しさを思い出します。
わざわざあんなプレッシャーの中に自分の身をさらすなんて…と思うと、自虐的にも思えてきます。
最初の会社は、出版社でした。
震災直後、会長が大鉈をふるって「移動販売車」を3台も購入し、日本全国に本を売り歩けというお達しがありました。私は免許もないし、女性だったので車に乗れ、売れとは直接言われませんでしたが、いつお声がかかるか分からない状態。
いろいろ疲れていました。東京のオフィスでぬくぬくいるくせに震災報道とかするのもすごい自責の念にかられたし。
その次の会社は今思えばヒドイ感じでしたが、あまり記憶もなく。良い友達ができたので悪くなかったと思っていますが、コピーの部数を数えるとか印刷をきれいにするとか超絶で苦手ってことを知りました。
で、今の会社。
上司が先々週作ると言ったドメインがまだ発行されておらず、なんかいろいろ会社としてどうなの?と思うことも多々あり、ここにいると社会をなめきった人間になりそうで、染まりたくないと思いました。
なんていう、転職の理由はもちろんいわないというか、これだけがもちろん理由じゃないのですが、シュウカツと違う点がいろいろありますね。
- 服装は黒のリクルートスーツじゃなくてもよし。
夏のスーツが茶系なので、OKか?と調べたら大丈夫そうでした。 - 転職理由を聴かれる
なんで辞めちゃうの?って話ですよね。明朗に言えるかしら。 - 即戦力になれる事も大事
中途採用ってすぐに仕事に取りかかれる人が入ってくるなぁとおもいます。つまり自分もそうでなくては、ということですね。 - 入社条件を話し合える
新卒入社ではほぼない気がします。とはいえ、私も過去2社ともまともに入社条件を話したことはないし、言われるがままの給与でしたが。 - コネ採用がある
口利きで、紹介で入るパターン。インターンとかすればしゅうかつ生もあるのでしょうが、おおっぴらなコネ採用はなかなかしていないと思う。
まだあると思いますが、こんなところかしら。
精神的にもややプレッシャーですが、きちんと面接ができることを祈るばかりです。
転職をしないほうが精神的には楽なのかもしれないし、肉体的にももちろん楽なのですが、人生は一回しかないと思うとチャレンジした方がいいに決まってるとささやく自分の声が強く聴こえてきます。
そんな時は、どんなこともがんばるしかないですね。