子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

2歳としての全能感

まもなく2歳になる娘。私や夫からしたら、全くもって赤ちゃんであり、できることよりもできないことの方がはるかに多いと思うのですが、娘の感じていることというのは、すごく全能感に溢れて、自己肯定感でいっぱいのようです。

帰り道、この世界は全て自分のものと言わんばかりに大声をあげて道を縦横無尽に歩いて、危ない危ない。大声とか近所迷惑ですよ、と思うのですがおかまいなしです。

そして疲れたら道にうずくまって動かず。

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経路の半分はだっこで帰るのですが、空を見て、建物を見上げて、木を眺めては「おおっき〜」「おおっき〜」の大合唱。

そうだね。全てが大きいね、と私も一緒になって見上げています。

 

家に着くと、「パパ〜パパ〜」って。

いないよ、まだしばらく帰ってこないけどね、と思ってグダグダ父親を求める娘を連れて半強制的にお風呂へ。

 

風呂場ではシャンプーやトリートメントを右から左へ移しておけの中につっこんだりすることを飽きることなくせっせと繰り返しています。

 

一番凶暴化するのは夕飯の時で、気に入らないものは容赦なくお皿ごと床に落としてニヤニヤ。

「あなたが楽しくても私は楽しくない」とムカつくこともありますが、最近はタイミングよく受け止めたり、娘が食べたいもの、シチュエーションを察知できるようになりました。

食べたいものだけ食べさせるのは良くないだろうけど、食べ物ってかなり気分に左右されるものだと思います。「今日は麺の気分じゃない」とか「無性に卵が食べたい」とか。

 

大人は自制もききますが、子どもは欲望のまま。

で、なんだかんだとご飯を食べたらあっという間に寝る時間で、大体時間通りに寝ています。

 

娘と一緒にいるとき、彼女がどんなふうに見ていて、自分のこと、周りのことを感じているのかなと思うとそれは「肯定感」であり「万能感」みたいな、「全能感」みたいなものなんじゃないかという気がします。

 

保育園では、お友達に嫌がられたり思うように遊べなかったり、思い通りにいかないこともいっぱいあるようで時々家でも癇癪を起こしていますが、癇癪を思う存分起こして、時々怒られながらも親に甘えてくる様子を見ていると、「こうやって親を信頼してくれたり自分の気持ちを出せることって大事だな」と感じます。

 

夏ってすごい子どもが成長する時期だと思いますが2歳を過ぎるとどんなふうに気持ちが変わっていくかなと楽しみです。

 

成長とは複雑になること。

 

以前に聞いた話をまた思い出しました。子どもの勢いや成長に負けないよう、私もいつも成長していきたいなと思います。