年上の友達
数年前に知り合って以来、仲良くさせていただいているというかいろいろ教えてもらったりアドバイスしてもらったり、メンター的な人がいて、久しぶりにその人と食事に行きました。
実は2年ほど前にその方も突然解雇されて長らく失業期間を過ごして、今は大手企業のグループ会社で働いています。
その方ももう50歳過ぎということで転職の時はとても苦労したそうです。
失業から9ヶ月後に現職に就いて、今では昇進もして指導的立場だそうです。
働いてみると本当にできる人っているもんで、その方も相当仕事ができる人の部類なので、仕事が認められて昇進したそうですが、失業中は書類選考すら通過せず、年齢でバンバン落とされたそうです。
今の私も書類選考で落ちることもしばしばあるし、話を聞いていてとても励まされました。
中でも印象に残ったのは
「たとえ行った先が願い通りではなかったとしても絶対に神様は自分のベストを知っているし、そこで働くことには意味がある」
「自分の強みはたとえ職種で生かされないと感じても、やっぱり見てる人はいるしその強みを生かした仕事ができるってこともある」という話です。
一生懸命頑張ることとか、ベストを尽くすとか、そういう努力することってわりと大切に思ったりそうすべきだと思うことの方が自然なのですが、そうやって「こうしなくちゃ」「こうでなくちゃ」と自分を縛るようになってそういう風にならない自分はダメだとジャッジしたり、周りにもいつしかそういう厳しさを要求するようになっていったら、それは間違ってるなと思います。
決して適当に転職活動するつもりはないし、落ちればがっかりするけど選択肢が狭まり、ほかの会社が与えられるんだという可能性がまた一つ上がった、くらいに思えばいいのかなと思いました。
8月に入り、転職活動者にとっては試練の時期でもあります。夏休みだから人事も休みのところは多いし、何より新卒者のリクルートも本格化するからです。
そんな事実も頭の片隅にはありつつ、淡々とやるべきことを今週もやるのみ、とちょっと心が軽くなりました。
年上の友達って、やっぱり人生の経験値も全然違って頼もしいです。