子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

保育園の預け方

ここ1ヶ月、新型コロナの話題で持ちきり。

最初は潤沢にあった私の大好きな、そして必携品のアルコール除菌ティッシュも町から姿を消しました。

どこに行ったのやら。

普段絶対買わないし見向きもしない層がやたら買い込んでいる以外に思えないこの理不尽。

スーパーでは、「入荷量は同じなんですよ…。ただ、お買い求めの数量が尋常じゃなくて><」とのことでした。

いつも、数パックまとめて売ってるのを1-2個買って、ストックが切れる頃に買ってましたが、そのストックが切れそうなのに世の中に売ってなくて大ピンチ。

慌ててAmazonで探したら、普段の10-20倍で売ってて、足元見てるというか、こういう客商売しているショップは絶対潰れるよ!と心の中で毒づきつつ、買い控えました。

 

 

こんな世知辛い世の中ですが、感染者の中には高齢者も中高年も若者もいて、職業も医師から学生まで様々。

小学校休校の自粛要請から1週間あまり、保育園の運営や利用についても同時に騒がれています。

そんな中、勤務があるし保育園は休園ではないので利用してるのですが、保育園て何だろう??ってことをつくづく考えさせられました。

 

事の発端はこのニュースでした。

news.yahoo.co.jpコメント欄に書かれていたのは「休みの日に平気で子供を預ける親」「体調不良で迎えに来ない/子供を預ける親」などなどの親への不信感と怒りの言葉。

 

保育士さんも人の親。

できること、できないことあるし、「子供を預けるなよ」と思うこともあるでしょう。

その気持ちもわからなくもないのですが、娘の通う保育園(東京都内の区立保育園)では、育休中は時短で預けてOK、親の仕事に関する研修参加でも預けてOKで、例えば下の息子の通院のために上の子は預けて下の子は昼から(受診後)預けて、というのもOKです。

そのことで保育士さんに嫌味を言われたことも利用を控えてと言われたこともなく、園長先生も受診後に登園したら

「大丈夫だった?元気でよかったね!じゃあ、みんな外で遊んでるから行ってこよう!お母さんもお疲れ様〜」と声をかけてくださいます。

 

ただ、もしかしたら「チッ 上の子も連れていけよ」とか思ってる保育士さんもいるのかもしれません。

私がフルで休みの時は(子どもの定期通院は半日休みにしてるので)上の子も休ませることがありましたが、大概は先生の話がちゃんと聞けないほど、二人が診察室ではしゃいでしまうので、なるべく当該の児だけを連れて行くようにしています。

 

それと、もう一つ。

 

子どもにとって保育園て何だろうと思ったら、生活の場であり、学びの場であり、社会生活の一部であり...。

特に年齢が上がるほど社会性という側面は比重が重くなっていきます。

昨日喧嘩してしまったAちゃんに今朝謝ろう、とか、この間の雨の日に先生に作ってもらった折り紙を今日は折れるようにしよう、とか、物事の見通しや人間関係の築きをしているわけで、子供の成長にとって親の都合で休ませたり行かせたりということがどこまで良いことなのか?

と悩ましくなります。

幼稚園の場合は、まさにそういう社会性や学習をするために通うわけですが、親の仕事云々ではないためにそういう議論にならず、保育園は福祉的観点から始まっているがゆえに「仕事で子育てできない人」限定の機関で。

そのことはすごくわかるのですが、まだらに「いく」「行かない」をすることが本当に良いのかどうか、ちょっとわからなくなっています。

 

というのも、娘の担任も「今、○○の本番に向けてみんなが揃う日に練習をしています。休む日は必ず事前に言ってください」とおっしゃってて、クラス運営においても連続した日々のまとまりの中で物事を進める、ということにも力を入れてくださっています。

子どもが熱発してて明らかに体調不良なのに預けるとか、迎えに来ないとかは論外にしても、産育休中に預けるなは乱暴だなと思いました。

「子供のためを思えば休むはず、普通は」みたいなコメントにも興ざめというか。

うーん。私にも「常識だろ」とか思う何かしらの線引きはあるけど、子どものことを考えて今日は送り出したいという日もある(特に調理の日や遠足など子ども自身が楽しみにしてる日は絶対)。その日がたまたま仕事の休みの日だったとしても、子どものきもち(誰と何をするか、どんなことをするかという楽しみ)を優先したいと思ってしまいます。

 

子どものため、って本当に子どものためって何だろう??って。

私にはわからない。

 

 

 アルコール除菌が悲しいほど手に入らない。高いものは買いません。