子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

お箸の話

みなさん、家でどんなお箸を使っているのだろうか。

旅先で購入した輪島塗かはたまた夏野みたいな箸専門店で買ったお箸か。

COOPやスーパーで買った「滑らない」とか「丈夫」とか機能面を全推しした箸か。

我が家は、というか私の箸は夏野で購入した時にお試しでついてきたお箸と、百均で購入した5本で100円の箸だ。

子どもたちも大好きなサンリオがらやディズニーがらの百均の箸を重宝しており、大満足の様子。

これ以上を望むべくもない。

 

ただ、ふと思う。

もしもこういう生活を送ってなかったら、私のことだから輪島塗だの専門店のお箸だの、「見え隠れするこだわり」にやたらと想いを馳せて使っていたかもしれない、と。

百均のお箸が、何年か前に前触れもなく先端が欠けたことがある。

「やっぱり100円だから」と思ったけど、時期を同じくして母が使っていた千円近くするお箸も先が欠けた。別に噛み癖があるわけではないのに。

 

今使っている百均の箸もかれこれ7年くらい使っている。

それなのに一向に壊れる気配もなく物持ちが良い。ふと見渡すと、マグカップもそう。お皿もそう。

結婚して早々に百均で買ったあれこれの食器が何度落としても割れずに生き残っている。

全部まとめて元夫に送りつけてやりたい気もするけど「割れても未練なし」の食器があれば子どもが使って壊しても悲しまずにすむ。

なのに、今日に限って、みたいなタイミングで大事な皿を使い、壊すのが家庭生活でもある。

お箸も全く欠けたり割れたりする気配はなく、なんだかんだと使い始めて7年を過ぎていくけど、いつまで使えるかなというのもちょっぴり気になる。

愛着のなかったはずの食器たちだけど、長く使っているとそれなりに愛着みたいな情が湧くのかもしれない。

 

100円だろうと千円だろうと、ものは大切に使おう。そのためにも、新しい食器や箸が気になっても手を出さないでおこう。

必要なものを、必要なだけ。

 

高齢になってものに囲まれる生活をしないようにするためにも、いらないものの処分と必要なものの厳選は日常的に分別せねばな。