娘がある朝聞いてきた。
「ねえママ、自由って知ってる?」
ずいぶん哲学的な問いだ。どう答えたらいいものか少し考えて「うん。知ってる。○ちゃんは自由って知ってる?」と聞き返した。
「うん。今ね、○ちゃん自由って感じだよ!自由感じてるんだ〜」とのこと。
なんて清々しい答えだろう。
「どんな感じ?自由って」
「一人で学校行ったり、友達と遊んだり、すごく自由な感じ!」とのこと。
そうだね。
娘が誰と学校行くのも行かないのも、誰と遊ぶのも「自由」。
それは娘が選んでいいし、そう思うと自由だよね。
なかなか私は自分の自由に気づいていないけど娘の言葉に自由について考えさせられた。元倫理学専攻としては、哲学的問いをしてきた娘は、私と同じ血が流れてるな...などと思ったけど、それ以上に娘が言葉を獲得している感じがなんだか新鮮だった。
自分が自由かなんてあまり考えないし小学1年で考えたことはなかったけど娘にとって最近のホットワードらしい。
娘の自由が守られるように、娘自身もその自由を大事にできるようにこの先も生きて欲しいなと思う。