子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

新型コロナの振り返り(個人記録)

初めて新型コロナのニュースを見たのはいつだろう。1月末くらいだったか。2月だとしても初旬だったと思う。そこから1週間。

感染者が出たわけではないけど、病院としてひやっとすることがあって、うちの病院ではかなり早い段階で面会制限を始めたり感染対策をとっていた。

あの頃、「夏には日本はかなり湿度も上がるしインフルエンザとかの亜種なら落ち着くかな」と思っていた。

3月の三連休、「気の緩み」とか言われつつ、東京五輪はやるもやらないも言わず、「予定通り」みたいなそぶりで押し通した小池都知事が、オリンピック延期となった途端に「緊急事態宣言のようなものを政府は出す時期ではないか」みたいな苦言を何度も呈していた。

道知事に比べて他人事っぽいなと思っていた。

いつ出るか、今日か明日かという中、なかなか宣言は出ず、「出てないから」ってことで入学式があったり、その翌日から学校がなかったり。

緊急事態宣言を境に保育園も学童も利用は極端に制限されていった。

ただ、勤務先が病院ということもあって仕事はいつも通りにあって、子どもたちを学童や保育園に送り出していた。どうしても休めない事情のある家庭では預かりますということだったので本当にありがたかった。

一方で、病院と違って学校や保育園など施設は感染予防がものすごく難しく大変なんだろうと思うと、先生たちには申し訳ない気持ちでいっぱいだった。自分が感染しないこと、持ち込まないことだけをひたすら心がけていた。

とはいえ、できることは手洗い、うがい、除菌。

いつまでこの日々は続くのだろうか...と思いながら、4月がすぎ、5月がすぎ、6月がすぎた。そして7月。

 

なんというか、緊急事態宣言を出してた頃はセンセーショナルに「80人超え」とか報道してて小池都知事も「東京アラート」とか騒いでたのに、200人超えたり安定の100人台でも鼻で笑って「with コロナ時代ですから」とか言ってて、サイコパスかなって思う。

 まるで加藤厚労相。「37.5度の熱が4日以上が受診の目安」なんて「国民の誤解」だと鼻で笑ったよねあの人。

 

別にwithコロナなら最初からそういえばいいじゃん、と思うし、そもそも病院などずーーーーっとwithコロナなんだよな。

病院として、ベッド状況の受け入れキャパもあって新型コロナ疑いの人を断らざるを得ないケースもあるけど、脳梗塞で入院してきた人が結果的に肺炎で...なんてケースも想定して動いてたし、withコロナなんて簡単にいうけど、ストレスの連続なんですけど...と思うとあの鼻で笑う感じが、なんとも感じ悪いなと思った。

 

そんな中でのGo Toキャンペーン。どこへ行けと??

 

そして今年も労基法に基づいて有給の5日間消化は必須なのだろうか。

もはやどこにも遠くに出かけ(られ)ないし、有給が消化されない予感しかない。

幸い、息子も元気でこの調子だと今年は入院せずに済みそうだし。

 

とにかく、鼻で笑われたので私はああいう人が上司じゃなくてよかったと思う。都知事選は東京都職員にとっては上司を選ぶ機会でもあるだろう。都職員に支持されていたのなら一定程度良い上司なのだろうけど、あの言葉の選び方も反応もなんだかな〜苦手。

コロナのことで毎夜テレビで見てて余計「こういう時のこの返し、なんで?」と思う。

 

新型コロナで埋め尽くされた半年弱の2020年。オリンピックが吹っ飛んだけど、毎夜のように小池都知事がニュースに出てきて飽きるほど見聞きしたし、何かあれば「専門家に」と登場させられてて中央府も地方府もご都合主義だなってことを実感した日々だった。