子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

人たらしというか人徳というか

モテの文脈で使うわけじゃないけど、最近勤務先の先生のことを「人たらし」だなと思ったことがある。

もう少し堅い言葉で言えば人徳か。

ふと思い浮かんだ単語だったので言い方が正しいかわからないから一応調べてみた。

woman.mynavi.jpこのサイトにある内容に近い感じだった。

先生は誰からも好かれている。

患者さんのご家族にも「毎週(家族を)外来に行かせたい」と言わせるほどである。この先生に毎週診てもらえれば再発しないし、ずっっと元気でいられるんじゃないか、そう思わせているようだ。

 

ある日、大学病院で長年かかりつけの患者さんが急に具合が悪くなって、急を要すると言うことで大学病院まで搬送できずに当院にやってきた。

長年、内科も外科も全部大学病院で診てもらっていた方だと、当院のような地域病院は「え?ちょっと...なんでここに運ばれたのよ。大学病院に転院させてくれないかな」ということが珍しくない。

 

患者さんのご家族と話していて、「運ばれたのが、かかりつけの病院じゃなかったからご不安だったでしょうね」と話を振ったら、ご家族はにっこり。「とても素敵な先生に診ていただけましたので、不安は何もありません」と。

 

よかったよかった。

そういうのって大事だよね。素敵な先生だと思ってもらえて、信頼してもらえるって。

なぜそう思わせたのか、私なりに考えてみるとやっぱり圧倒的に説明が丁寧であること、シビアなことも専門用語でまくしたてず、上手に言い換えたり落ち着いて話すから患者さんもご家族もパニックにはならない。

そのことはスタッフにも全く変わらないし、こちらも話していて本当に安心できる。何を聞いても答えてくれるし、こちらが頓知な説明をして退院先についての悩みを話しても、にっこり聞いててくれるし「◯ならできるよ」など薬の調整だとか受診のことだとか、先生ができることをやってくださる。先生が主治医だと患者さんが安泰だなと思える。

人たらしって言葉が合ってるかわからないけど、仕事の場面で人に好かれるとか人に信頼されてるってすごく大事なことだ。

自分が仕事をしていてすごく大変でも、「でもあの先生が診てるし大丈夫」と思える。

 

手術も上手で術後管理から生活期までの支援も見通せてて、仕事では文句なしのオールラウンドプレイヤーなんだけど、家族愛に溢れてて奥様一筋で子煩悩って、天使か何か??

 

だいぶ年上だけど、自分の子どもも将来、こんないい子になってほしいw