今年ほど夏をあまり感じることができなかった夏はないかもしれない。
梅雨が長くて7月はまだ夏気分にもなれず、8月に入ってから連休に子どもたちが父親のもとに行ったから私にとっては休めたけど何かこれを成し遂げた的なことはなくて、子どもとも遊ばずにとうとう新学期が始まった。
その上、この夏は去年とは比較にならない忙しさだ。
単純に仕事が倍増している。
仕事量が増えたのではなく人が減ってしまった故に。
それでも、それでも前の病院よりは人が潤沢なのでわがままは言えないとわかっているし、上司も新型コロナのことがあってもっともっと忙しいのに私の些細な悩み相談を聞いてくださっている。
ありがたい話だ。
なので、不満はないけど夏が終わってしまうことの一抹の寂しさみたいなものがある。
みんな暑い夏が嫌すぎて、早く秋よこい、冬になれという感じなのかもしれないけど、湿度さえなければ一年中夏でもいいよって思うくらい暑いのが好き。
ただ、この湿度が辛い。
昔はもう少し湿度も低かった気がするのにな。
夏はワンピースばかり着てて、一枚で過ごせるのも手軽で好き。
冬のようにセーターを着たりタイツを履いたり、面倒くさいなぁ。と思う。
でも、しばらく旅にもいけないしみんなのお土産話も聞けないし、新型コロナは超長期の雨季みたいに行動制限されてしまうしなんだか晴れないな。
そうこうしている間に陽が陰るのが早くて、月も秋の顔になっていて、すっかり季節は秋になろうとしている。