子どもたちにどんな大人になって欲しいか。生まれる前から漠然と考えていて、今もあまり変わらないのは、自分で住む国が選べるようになって欲しいなということ。
私は「日本でしかきっと生きていけない」し、「日本でしか生きたことがない」し、「日本語しかできないまま年取ってしまった」ので、日本以外で生活する選択は限りなくない。
憲法はよくできているなぁと思うのだけど、居住移転の自由というのがある。
どこに住むか、どんな仕事に就くか、大昔と違って選択することができる。これって素晴らしいことだと思う。
私は日本語しかできないし日本にずっと住んでてこの文化が骨身にまで染み込んでしまっているから、海外で暮らしていける自信はない。
だけど、子どもたちは日本に行くのも他の国に行くのもあまり壁を感じないくらいの自信やスキルを守ってくれるといいなと思っている。別にそうなれとは思わないけど、なるといいよね、くらいに。
友達でNZで留学した後、現地に就職した子がいる。日本に帰ってきてGoogleとかでも働いたけど「つまんない」と言って独立した。彼女はイタリア語も習っていたり、友達もあちこちにいて本当にパワフル。
住む国が日本でもいいし他の国でもいいけど、言葉が話せるってそれだけ友達や知り合いと出会えるチャンスなんだなと思うし、私も人生のどこかで英語を本気で学びたいなと今でも思う。
住む国を選べるような力をつけるって大変なことだけど、できたらちょっといいなと思う。