子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

コミュニケーション能力とは

ちょっと気になる記事が1週間くらい前にTwitterに流れてきた。

 

gentosha-go.com介護福祉士に何か恨みでもあるのかもしれない。みんかいは使わないからよくわからないけど、昔から包括とかにパンフレットが置いてある老舗というイメージ。

なので個人的に知っている会社でもなく、付き合いもないのでよくわからないけどこの記事だけでもみんかいのイメージ凋落にはものすごく効果的だなと思った。

 

私自身は介護福祉士の資格を持っていないし、施設で働いた経験もないので、この記事の真偽のほどは正直わからないけど、コミュニケーション能力がものすごく高い人ばかりがいる集団なんて見たことがない。

どうしてわざわざ介護福祉士と特定の職種とコミュニケーション能力の有無を結びつけて記事にしたのだろう。

 

版元っていうか、媒体がアレだからか。

 

私の経験が全てでもないけど、出版社、IT外資、IT国内大手、病院と勤務先を転々としてきてどの職場にいても「この人すっごいコミュニケーション能力高いな」って思う人もいれば「なんだこの人!」って思うような人もいた。その人が営業なのか経営者なのか、全然関係ない。

 

そもそもコミュニケーション能力なんてものすごくあやふやだ。「私は能力が高いです」と自覚してるとしても、あくまでそれは相手がどう受け止めるか?でしかない。以前にIT国内大手にいた時にパワハラ気質で聴いててストレスになるようなものすごく態度の悪い営業部長がいた。にもかかわらず、一定の売り上げをあげててさらに私のムシャクシャに拍車をかけるわけだけど、営業トークができて上手に顧客を気持ちよくさせられること=コミュニケーション能力高いのか?というと、うーん??と思う。

ちなみに、自慢をすればその職場で在籍していた2期連続でコミュニケーション能力ときめ細かさが部署一という賞をいただいた。

社内以外で全く通用しない賞だったけど、あの営業マンよりは私の方がマシだったか。と当時は思ったものだ。

 

今の病院にだって、私なんか全く足元にも及ばないほどコミュニケーション能力の高い先生や看護師さんは山ほどいる。

 

ソーシャルなんて肩書きのついた仕事をしているというのに。

うまく患者さんや家族の気持ちを汲み取れなかったな〜と落ち込むこともある。

介護福祉士さんの中にはコミュニケーションが苦手な人も、得意な人もいる。そんなもんじゃないか?と思うのだけど。

ソーシャルワーカーの中にだってすっごいコミュニケーションとか苦手だという人もいる。

でもそういう人も臨床から少し離れたポジションで花開いていたり、臨床においても苦手という自己覚知があるからこそ慎重にケースと向き合えるとも言える。

 

挨拶ができないとか思いやりがないといったことはコミュニケーション以前の話だから論外としたい。そうでない範囲で「話すの苦手なんだ」とか「相手の言うこと、うまく汲み取れない」みたいなことって誰でもある経験のような気がするし、得意と思っていると傲慢になるから苦手意識を多少持ってるくらいでちょうどいいような気がする。

ただ、そのことを知らない誰かに職種名指してとやかく言われる筋合いはないわな。

 

将来入所してきてもオムツ変えないぞ!!ってついつい思っちゃうよ私だったら。