子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

「笑ってよ」

朝、息子がボールペンで部屋の壁紙に落書きをしていた。

もう4歳になっているから善悪くらいの判断はついていて、以前も壁紙を剥がしたり落書きをしたことがあったから注意していた。

 

それからしばらくそうした行動はとっていなかったし、今朝は家を出る直前の出来事だったから理由もよくわからない。

よくわからないから「どうしてそういうことをするのか」と聞くと、

「だってママが」や「わからない」の繰り返し。

だってもわからないも、理由の手がかりにならない。

結局、そのことを保育園に行く道中、話して「よく考えて。どうしてそういうことをしたくなったのか、なぜだめだと言ってるのか。わからないじゃなくて、自分で考えなさい」を繰り返し言ったせいで半泣き、大泣き。

泣くなら最初からやらなきゃいいのに。

だめだっていわれたのにどうして同じ過ちを繰り返してるんだろう。同じ過ちをしたときになぜそれを人のせいにするんだろう。

それを通して何をしたかったんだろう。

それなのになんで泣くんだろう。

わからないのはこっちだよ。

そう思いながら仕事に向かった。

 

結局今日も仕事は定時で終わらずに残業となってしまい、息子をお迎えに行くときにやや憂鬱な気持ちがした。

お迎えに行くと、ものすごく満面の笑みで部屋から出てきて、それでも私はとても疲れ切っていて、帰り支度を自分ではしようとしないことに毎度のことながら嫌気がさすというか、疲れたなと思いながら義務的に支度を整えて外に出た。

外に出て、ニコニコ、ゲラゲラと笑う息子。

それでも私は全然うれしくも楽しくもなく「なんでこの子はこんなに笑えるんだろう。朝あんなに怒られて泣いてたのに」としか思えなかった。

そうしているうちに息子が一言「なんでママはいつも怒った顔をしているの?笑わないとだめなんだよ」。

私は「なんで笑わないといけないの?なんで笑えるの?」と尋ねるも「笑わないとだめなんだよ」とのこと。

確かに、息子はいっぱい泣くけどそれ以上によく笑う。

それはあれの良いところだ。

どっちかというと仕事以外でにこやかにできないなぁと自分については思うから、家だとほとんど笑わないかもしれない。それってあんまり良くないことだろうなと思う。

結局、息子とも和解して最後は笑いながら帰れたから今日は今日で良かったけど、だめだよってことを息子がしつこくやるのはやめてほしいし、笑うことも大事だけどその前に自分がやったことに対して何がどうして怒られたのか、自分はどうしてそれをしたのか、できる限り言葉で話せる人になってほしいなと思う。

 

子育ては終わりがない。奥が深い。もう少し私は笑って暮らせるようにしていかなくちゃな。