子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

コロナとの距離感。

コロナがまだまだ蔓延している。東京都の発表はここ最近2000人を超えない程度に「検査数を」抑えているのかなんだかわからないけれども、この1年でたくさん、常識が変化した。最初の緊急事態宣言の頃と、濃厚接触者の定義は変わっているし退院基準も変わっている。

それは新型コロナに対するエビデンスが集まり始めてある程度の法則というかセオリーが生まれているからだろう。

こういう政策決定というか医療の判断基準を即座に作っていくあたり、医師を始め科学者って天才集団だなとおもう。

 

Twitterなどを見ていると「子どもの学校で陽性者が出たっていうのに休校にならないなんて!!」というのを見かける。

それをいうなら、病院も感染者が一人出た程度では機能をとめない。

でも、きっと多くの人の認識は昨年4月の頃の濃厚接触基準や退院基準のままだろうし、今それが変わっていることに対しても不安がいっぱいある。だから「これでいいの?」っていう思いがあるのは当然だろう。

 

いまは退院時にPCRも受けないし、マスクをお互いしてれば濃厚接触には当たらない。うーん??と思うものの、病院にはコロナ後の患者さんもいるけれど、案外元気に過ごしていてクラスターも起きてない。

ただ、「ああ大丈夫なんだね」という実感は目の前にそういう人を見たり経験して初めて得られるものなのかもしれない。

だから、学校の先生や生徒から感染者が出たときに「なんで休校にならないのだろう」とか「感染リスクが」と思う気持ちもわからなくもない。

個人的な実感としては、コロナ感染しても回復している人はなんの問題もない。

ということと、

コロナの濃厚接触者はマスクを外して一緒に食事をした人、生活を共にしている人、身体接触(介助など)がある人。

というのはあるだろうな。だけどそれ以外は絶対に濃厚接触!とは言えないなぁということ。

 

コロナにかかりたくはないし、かかった人の辛さも身近できいているけれど、今の入退院基準がゆるくなればいいわけでもなく、濃厚接触の定義を広げれば解決するわけでもなく、究極的には「感染しない行動」をできる限り取り続けるしかないんだろうと思う。

仕事以外では電車に乗らないし、家に帰ったらすぐにシャワーだし(これはコロナ関係ない習慣だけど)、とにかく出かけない。

買い物は最少人数で。

 

さて、近隣病院がコロナであちこちダウンしている。

冬が終わって夏を迎える頃までは、しばらくコロナと距離をとってウイルスを寄せ付けない生活を心がけていくしかない。それでもいつかかるかわからないから。