子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

ランドセルと荷物

「この一年を振り返って」というプリントが配られた。

大半は娘が記入するものだから、親のコメント欄はせいぜい、20文字程度で大したことはかけなかった。

本当は原稿用紙2枚分くらいは伝えたい感謝もあったし、「1年生に(6年生でも同じだけど)『置き勉はだめ、荷物は持ち帰れ』って酷じゃないですか?」ということも言いたかった。

 

ある日、娘の午後の予定があってランドセルを持ち帰ったことがあった。大人の私も肩こりそうって思うほど重い。

これ、毎日背負って登下校しているって一体なんの罰ゲームだろうか?と思う。約10年前に小学生だった、細身の姪も苦労していたランドセルの中身。

 

私の頃も重かったけど、その比ではないし今ではiPadも加わって重さも1.5割増。

仮にそれがないとしても、置き勉はどう考えても効率的なあり方だと思う。

 

私自身の、もう30年以上も昔の思い出なのだけど、学校について忘れ物に気づいて自習時間に走って荷物を取りに帰っていったこと数え切れぬほど。

そんなだらしない小学生が、中学に入って「教科書?なんで持って帰るの?ロッカーに入れなよ」という友達のアドバイスで明日も使う教科書や宿題のない教科の教科書はロッカーに入れるようにしたら、あら。

忘れ物をしなくなった。

まあ、忘れたところで片道電車乗り継いで1時間半以上だったから取りに帰る選択肢もないのだけど。

それに、忘れたら「隣のクラスの子に借りればいい」というものすごく合理的な解決方法も得て、知り合いも増えて(忘れ物しやすい者同士で貸し借り関係が生まれる)先生も「それでOK」という校風だったから、忘れ物に困ったのも小学生までだった。

 

おとなになってからも「忘れたものは素直に謝って借りればいい」という合理的解決方法で生きてきて、さほど困ったことはないし、合理的に解決していくことで気苦労も苦労も減らせる気がする。

 

娘が2年生になったら荷物の重量は半分にしてあげてほしい。

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