この仕事についてまだたかだか4年。
全然経験がないって数字にして改めて思う。
ストレートに資格取得をした人だったら26-27歳。
そう思うと、すっかりおばさんの域に達しているのにまだ4年目とは(とほほ)。
で、3年くらい前に出会った先輩と久しぶりに電話で話した。
当時、同じ職場で働いていて大変お世話になった人だ。
大事なことをたくさん教えてもらった。
- 連携するってどういうこと?
- 支援するって何?
- 訪問診療と往診の違いは?
- MSWとしての心構えって?
- 面談とは?
今となっては息を吸うようにしている数々も、当時は言葉の定義一つできず、意味を問われれば答えに窮し...。
恥ずかしい限りの、資格だけ取ったMSWだった。
今だって恥ずかしい限りということは多々あるのだけども、多少なりとも「知らない自分を恥じ、知ることを恐れず」という感じで虚心坦懐、業務に当たらねば。と日々思っている。
それもこれも、この仕事について最初の1-2年でいくつも大事な出会いがあったからだ。
とくにこの仕事は業務も多岐にわたるし、病棟に降り立った瞬間に知っておくべき言葉が何百何千とある(気がする)。
医療用語はもちろん、病院内の隠語も(うちはあまりない)人の名前も顔も、社会福祉士の専門用語も。
ついでに介護の話も。
いっぱい知ってて当たり前で、こんなにも他部署に求められるのか(そして良いようにあしらわれるのか)ということを知った。
そんなあれこれの中で、たった3ヶ月ちょっとだけどお世話になった先輩から、仕事のことで久しぶりに電話が入って、しばし話す機会があった。
あの頃、すべてに自信がなくて確認漏れも多かった私も、先輩と肩を並べて仕事の話ができるようになったとは...4年の月日、今の職場が与えてくれた環境とチャンスになんだか感謝だなと思った。
この資格は、仕事を頂いて初めて資格に命を吹き込むことができる(つまり、成長できる)。
職場がなければそのチャンスはない。
職場の文句を言う人はいくらでもいるけれど、資格をより実のあるものにしていくために与えられた環境は、やっぱりありがたいもの。
コロナだから「会いましょう」なんてかんたんには言えないけど、お互いに元気で頑張っているってなんかすごく尊いことだなと思った。