子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

新型コロナワクチン接種の右往左往

高齢者の頃なワクチン接種が始まった。

やれ、副反応がどうだ、接種予約のシステムが不具合続出だ、打っても掛かる人がいる!とかとか毎日のようにどうでも良いと思ってしまう話をテレビは延々と垂れ流している。

一つ一つ、「ああそうなんだ」とは思うけど、そもそもこのワクチン自体、かなり急速の承認されているし治験データも十分ではない。だけどそれ以上に世界的ニーズがあってこんにちに至っている。

そこを忘れちゃいけないし、私の中でも打たないメリット<打つメリットと判断した(と言いながらも職場環境として半ば自由という名の義務だったけど)。

 

で、接種予約の不具合もものすごく不思議なのだ。

だいたい、市区町村ではこの街に高齢者が何人いるというのは把握しているはず(○町1−3丁目までの高齢者数など)

だったら、1丁目の人は○月○日の朝9時から11時までに会場に来て打ってね、とすればいいのに。

身分証明証を持っていって、万が一忘れても氏名と住所でわかるようにして後日、区役所に身分証明証を持っていくのと引き換えに接種済みの証明書を発行とか。そもそもその場で確認が取れればいいのではないか。

偽名を使って打ってしまう恐れとかあるのかな。

そもそも誰でもコンビニの一角とかで打てるくらいカジュアルに接種できるようにしないと政府が考えるスピード感で打てないんじゃないかな。

 

やり方が、ものすごく日本的だなと思う。

数もきっちり揃えたいし、在庫の問題もあるからそんな無計画にバンバンと片っ端から打っていくことなんてできないよという話なのかもしれない。

それはそうだ。

でも、必ず制度からこぼれ落ちたり制度をいくら綿密に設計しても「想定外」なことって起こりうる。

 

当院のドクターも65歳以上で接種券が届いてるけどうちの病院で打ってるから二重に打てることになっている。

そういう誤謬は致し方なく頻発すると思う。

大事なのって「短期間でより多くの人が打って重症化するリスクを下げること」。

このゴールに向かって一番効率よく進めていくにはアメリカみたいにドーナツもらえるとか特典も必要なのではないか。

予約でつまずいてる日本の、経済衰退国のこの落差に、ほとほと疲れを覚えている。