好きなものを見つけること。
夕方の帰り道にいろんな音楽を聴いている。ここ1年で好きになったYOASOBIもミスチルも、aikoも。
電車の中では本を、帰り道は音楽を聴くことにしている。
好きな音楽を聴いていると、いろんなことをあれこれと思う。ミスチルなど中学生の時から聴いていて本当に長いおつきあい。櫻井さんの顔を思い出しては頬を緩ませながら怪しげに足早に歩いている。マスクをしている時代でこのときばかりは良かった。
自分自身が好きな音楽や好きな小説家や好きな絵、いろんな「好き」なものがあって、なんだかんだと自分を充実させてくれている。
仕事ももちろん、私を充実させてくれるけれど、好きなものというのは手に入るももの入らないものも、鑑賞するだけのものもなんであれ、ふとそのものに近づいたり手を伸ばしたりして、自分の心を慰めたり満たしたりしてくれる。
それは一瞬のことかもしれないし、依存するような質のものでもないけれど、なんとなく「今日もいい一日」と思えるような安心はある。
その安定感て日々の生活にすごく大事な気がしている。
娘はこの先きっとたくさんの「好きなもの」を見つけていくのだろう。息子もそうだろう。とくに10代のときに見つけた好きなもの、深く共鳴したものはその後の人生に何かと自分を満たしてくれる存在になっていく。
心底の満たしとは違うけれど、生活のハリであったり、ちょっとした「いきがい」みたいなものになりうる。
勉強も大事、仕事も大事、どれも大事。だけど好きなものを見つけることもとても大事なことだと、いつか子どもに伝えたい。