子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

八街市の児童交通死亡事故に思う。

嫌な事件だった。嫌という言葉では片付けられない、なんとも言えない無力感に襲われる。

トラックの運転手が飲酒運転をして、下校時の児童の列に突っ込んで児童が亡くなり、重症を負った事件。

news.yahoo.co.jp

過去に福岡でも飲酒運転の事故に巻き込まれ、一家が亡くなるという痛ましい事件があった。あれ以来、法律も改正されて厳しく取り締まられるようになったのではなかったか、飲酒運転の怖さを認識していたのではなかったのか。

しかも自動車運転でごはんを食べている人が、その認識もなくハンドルを握っていたのか...。

ドライバーに対する憤りは次々と湧くのだけど、この事件を見て最初に思ったのは「どうしてこの道には歩道もガードレールもないのだろうか?ということだった。

 

大昔、千葉に住んでいたから「そういえばこんな道ばかりだった」というのも同時に思い出したのだけど、ガードレールを設置できないのなら、せめて登下校の時間は一通にするとかやるべきことが行政にもあったはず。

 

この事故は起こるべくして起こったものではないか、とも思った。

ちなみに、私の住まいではないけれど近隣の大田区では狭い道がやたらと多くて抜け道になっている通りもある。決して安全ではないけれど、車の一方通行が登下校の時間に合わせて変わっている。

こういう些細な取り組みがあるとないとで、事故発生率も異なるのではないかと思う。

 

昔住んでいた場所もこんな感じ。

 

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千葉の道ってそういえば車が走ってなんぼ、歩く人がどけって感じの道が多い気がする。

ちなみに、この写真の右側のガードレールの向こうは学校。学校とガードレールの間は歩くスペースがない。

 

千葉だけの問題ではないし、東京も良いところばかりではないけど、東京は歩く人が優先されている、もしくはがっちりと車道歩道が分かれてる。

 

飲酒運転が絶対悪なのは自明のこととして、社会のインフラ整備もすごく大事なことだと改めて思った。