子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

長くて短い喘息治療

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4年間お世話になった息子の喘息治療が終診となった。

間に3回くらい入院したかな。夜中に点滴したこともあったな。

吸入器も毎日朝晩、欠かせなくて本当に吸入薬とネブライザーにはお世話になった。

 

どんなときでも病院に行くと、必ずきっちりと検査して不安材料は全部潰して丁寧にICをしてくれて、本当に最高の小児科の先生たちだった。どの先生もみんながみんなすごく優しかった。中でも主治医は本当に素晴らしい先生で、それもあって私の中でお世話になった大学病院への信頼はすごく厚い。

喘息治療はどこの病院でもやってくれるだろうし、大概の場合にコントロールができるのだろうけど、うちの息子がこの年令でここまで良くなったのは間違いなく主治医の先生のおかげ。

この先生がいなかったらこんなにコントロールよくできなかっただろうと思う。

きちんとスケジュールを引いてくれて、何度か試しては行きつ戻りつしつつ、先生の中での予後予測がたっていて、「もう大丈夫」と言っていただけた。

 

最後の診察の日。息子は意味もわかっていなくていつもどおりに甘えて暴れて終わったのだけどやっぱり私は少し涙が出てしまった。

今も思い返すと泣けてくる。

近所の先生に「仕事辞めないと」と言われて、保健センターに相談に言って紹介してもらった大学病院(というかは選ばせてくれて、とりあえず入院できる所が良いなと思って選んだ)。

 

思っている以上に敷居は低かったけど、ここは合併症もあったりより重症なお子さんが多く来ている。その中でも息子は喘息しか疾患ないのにそこそこに重い方だったとは思う。

それでもここ1年はだいぶ良くなっていて「もう先生はもっと必要とするお子さんを見てください」。そんな気持ちだったから、ちょうど良い時期だったのだろうと思う。

 

一生忘れないし、一生感謝し続ける。息子の命の恩人。

0−1歳のときは元気なときが思い出せないくらいほぼ喘息で埋め尽くされていた。

喘息出てないと思って「元気です!」って診察室入って「お母さん来てますよ」と言われたこと数しれず。

 

小学校低学年くらいまで続くかなと思っていたけど先生は「3歳を目標に、5歳までには」と言ってくださっていた。

先生の予測どおりに4歳を過ぎて本当に安定をしてきた。

 

またおかしいなと思ったらいつだって来ていいですよ、カルテもあるし。

そう送り出してくれた先生の言葉も優しさも、私は息子を育てていくときの力にしていける。そう思えるほどに心強く、ありがたかった。

 

自分自身がこうして1患者家族として病院に通っていて、本当に思う。先生ってすごく大事。先生の言葉で親の私は何度となく励まされ、慰められてきた。

主治医の先生とのつながりは一番だけど、ここの小児科医はどの先生もみんなすごく丁寧で優しい(って何度も言うほどに)。

 

いい病院は、いい先生がそろっていること。

保育園、実家などなど子育てでお世話になっているところはいくつもあるけど、この大学病院もまた私にとっては大きな大きな心の支えだった。

感謝してもしきれない。