動物園。
たまたまSNSでパンダの話題を目にした。
パンダが中国から来日したとか子どもが生まれたとかは上を下への大騒ぎなニュースになって、上野公園に遊びに来ていた人の街角インタビューで「きゃー嬉しいです♡」みたいな声を拾っているのは知っている。
だけど、そのパンダたちがその後どうしているのか、全然知らなかった。
個人的には、パンダにそこまでの思い入れもないためにパンダの赤ちゃんが生まれて、上野動物園に並んだ経験はない。
上野動物園に行ったことがないかもしれない。
という程度の人間である。
で、たまたま気になって出会ったのが「国立科学博物館」というもの。ここにはパンダの「その後」とか現在のパンダ事情についてわかりやすくまとめられていた。
www.kahaku.go.jpちょっと古いホットニュースなのであれだけど、大筋は変わってないのではないか(中国に賃借料を払ってることとか)。
パンダに限らず、キリン、ゾウ、ライオンなどなどいろんな動物が動物園にいるけど、きっと動物主体で動物園を日本に作ろうとしたら、都道府県の1つくらいは全部潰して動物園にしないと自然の生態系は守れないのではないか、とか、賃借料とか国家間の契約の関係であちこちの国へ行かされるパンダの運命とは?など考えさせられてしまった。
2000年にトントンが死亡。その後2001年から2003年まで,メキシコのチャプルテペック動物園との共同繁殖契約(※1)に基づいてメキシコに3度移送され,先方のメスと繁殖が図られましたがこれも失敗に終わりました。人間に良く慣れておとなしく,人懐っこいとも言われたリンリンでしたが,慣れない場所のせいか餌を食べなかったり,檻内をうろうろと歩き回るなど神経質な様子だったといいます。
どう考えてもストレスでしかなかっただろうな。
この点だけを切り取れば人間のエゴイズムだろう。そんなことも思ったり。
何年も前の「三田評論」に動物園のテーマがあったけど、そこでは海外の動物園の取り組みが紹介されていて、餌の内容もさることながら、どのように動物がそこで暮らし、人が観察(鑑賞?)できる仕組みを作るか、などが語られていたと記憶している。今の日本の動物園も日々進化しているだろうし、その昔のように「展示」としての動物ではない取り組みをしているのではないかと思う。
パンダの話題をきっかけに今どきの動物園事情ももう少し勉強してみよう。
いつかシンガポール動物園に行ってみたい。