子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

「結婚という神聖なものを...」

我が家は子ども2人と私の3人ぐらし。

もうこの生活も5年になろうかとしている。元夫は妊娠中に家を出ていった。幼児がいる環境で勉強が出来ないというのが最大の理由だった。

勉強の果に信頼性の高い国家資格の取得を目指していたのだけど、それも受験を前に挫折。

新しい道は父親に敷かれたレールの上を走りたい。というか、すでにウォーミングアップ済み!

オッケー俺!って感じだった。

 

「あんたどんだけ拒否ってたんよ?その手のひら返し、何なんだよ?え?ついてこい??絶対ついていけません!」というのが私の一番最初の感想だった。

温度差も激しいし、国家資格も取る気ないし、その間に私は違う国家資格取ったしで、なんかもうげんなり。っていうかいろいろバカじゃないの??と思った。確かに私も親にいっぱい協力してもらって一人で国家資格を取ったとは思ってない。だけど、夫のあんたは何一つ関わってないからね。

授乳しながらひたすら受験勉強に明け暮れ、息子が入院したらICUの待合が勉強部屋になったし、とにかく受験が終わるまで寝ても覚めても勉強しまくってたよ。

仕事もやめて、家まで借りて四当五落で勉強できる環境があって受験やめていく夫を前に、新しく見〜つけた!っていう親のレールを嬉しそうに駆け抜けようとする夫になんかもう「ついていけない」と思った。

 

だけど、2人の子どもの父親というのは変わりないから、定期的に遊んでいる。

遊ぶ分には多くの文句も出ない。

だけど彼は彼で、私が離婚したことをすごく根に持っている。先日も「結婚という神聖なものを汚して...」と小言を言われてしまった。

たしかにね。大事なものなんだよね結婚は。

私も簡単に結婚したり別れたりしたつもりはないけど。

でもそういう話はずーっと通じないから。あの頃、話が通じないと思って今も「通じない」と確認できるのだから、あのときもう離れようと思ったことは間違っていなかったのだろうなと改めて思ってしまう。

 

結婚はちょっと無理だったけど、子どもたちは大好きで大切で、この先も穏やかに仲良く時々喧嘩しながら、子どもたちと暮らしていきたい。

けんかして、分かり合えるそのステップを踏める親子の、きょうだいの人間関係が家庭にあることに安堵する。