息子の保育園生活もあと1年とちょっと。
娘のときと合わせると、9年間お世話になっている。
9年送り迎えしていた生活からあと1年でリリースとなるのかと思うとなんだか感慨深い。焦りながらダッシュした日々。息子がお腹にいたときは「本当は走っちゃいけないよね」と思いながらお迎えまでの時間を全速力で走っていた。
本当、よくぞ無事に生まれてくれた。よく耐えてくれた。息子のがんばりは私のお腹にいたときから始まっている。
秋は空がとてもきれいだ。夏もモクモクの入道雲が朝から出ていて、それはそれは素敵だ。
毎朝、毎晩、息子と「お星さまもお月さまも見える」「今日の空はピンクだ」「赤だ」「雲は乗れそうなくらい大きいね」などなど四季折々の空を楽しみながら保育園の送迎をしていた。
送り迎えがなくなるってことは、そういう時間がなくなること。
娘と一緒に歩くことも、小学校に行ってからめっきり減ってしまった。「ここに行く」みたいな出かけるときはもちろん一緒に歩くけど、毎日毎日、何気なく空を眺めてあーでもないこーでもないと話すことが本当に少なくなってしまった。
保育園時代って子どもとそういう時間を過ごせる一番よい時期なんだなと思う。無論、娘とそういう会話をたくさん楽しめるようになった頃、息子も一緒だったから娘はグズグズとすねたり癇癪を起こすことも多くて、会話を楽しむ余裕なんて毎日はなかった。
むしろ、そんな時間のほうが少なかったかもしれない。
でも、一緒に手をつないで歩く毎日ってとても貴重なもの。
あと1年ちょっと。
私は娘が小学校に行くときほど、保育園ロスは感じないのかもしれないけど、この保育園は娘と息子の人生の一部であるとともに、私の人生の一部になっている。