ハーネスとかミルクとか。
インターネットを見ていると、不定期で見かけるのが「ハーネス反対論者」や「ミルク反対論者」の話題。
子育てってものすごくセンシティブな話題で、誰がどういう育児を展開していようとも(暴力・暴言・ネグレクトは論外として)正解はない。
ハーネスにしてもミルクにしても、子育ての本質ではない。それなのにそのことで「そういうものを使っているとかわいそう」というふんわりとした同情論に落とし込んで、使っている人を引っ張ろうとする負の吸引力がある。
我が家はハーネスを使わなかったけど、当然のことながら全く手をつないでくれないことはあった。私が追いかけるか追いかけるのを諦めるか。いつもその二者択一だったし、追いかけられないときは娘に追いかけてもらっていた。
娘はあまり無謀な脱走はなかったけど、息子はテンションが上がると無限に走ろうとする。
つい昨日もそんなこんながあった。
追いかけるのを諦めたときは大声で呼びかける、なんていうのも頻出の対応法だ。
ハーネスを使わない分、リスクは高かったし今も高めではある。
使わなかった理由は特になく、あったら便利だねグッズの一つだと思っている。
ミルクも同じ。娘のときは保育園に入れるまで8ヶ月あったからほぼ完母だったけど、息子のときは1ヶ月の入院があって私のほうがほぼ母乳が出なくなってすぐにミルクになった。別に何のこだわりもない。
出なきゃ出ないだし、出たら出た。
要するに本人が安心して眠れるほどにお腹が満たされる事が大事だと思っている。
ミルクじゃダメだの、母乳こそがすべてだのといった非科学的な話がどうしてこうもはびこるのだろうか、ハーネスがかわいそうって事故で怪我したり命を落としてしまったりすることのほうがよほど悲しいことではないのか、など疑問が次々と湧く。
でも何かを信じ込んでいる人にとって、その反対側の考えは興味もないしどうでもいいのかも。
こうあらねばの呪縛はなるべく解きながら生きてたい。