12月初旬に叔父が亡くなった。
父よりも1つ年下で若い頃ははつらつとしていた。
耳が悪いのか体育会系なのか声がいつも大きくて豪快に笑っていた。勤め先の会社で年末に配られるカレンダーがアニメのイラストやシールのついているもので、毎年もらうのがすごく嬉しかった。
父の兄弟だから親しくはなかったし、本当に小さい頃だけクリスマスに祖父母宅で会う、くらいのもので姉が中学生になってからはそうした集まりにも行かなくなっていたと思う。
叔父さんと最後にあったのは、祖母か祖父かの思い出会みたいな家族での集まりのときだったと思う。それとて15年近く前の話。その思い出の会も私や姉が仕事で行けなかったりしてだんだんと父方の親族とは疎遠になっていった。
年賀状などのやり取りすらも個人的にはないし、叔父さんといえどもすごく距離があった。
それでもあんなに元気だったのに。
なんだか現実ではないみたい。
そんな思いが拭えない。
人はいつか死ぬ。そのことはすごくあたり前のことだけど、身近な人がふといなくなることにはなかなか受け入れ難いものがある。まして、最後に見た姿は元気いっぱいだったから。きっと叔父さんを知っている会社の人たちや私のようにやや疎遠気味の友人などは「えーあんなに元気だったのに」と一様に思ったことだろう。
父の話を聴くと、実はガンを患っていたり慢性疾患もあったりで認知症も発症していてそんなに良い状態ではなくここの数年は闘病していたとのこと。
人の健康も生き死にも誰も外からではわからないものだな。
父ももう高齢者。叔父さんの死は衝撃だっただろう。父も自分の体をいたわってほしい。