会いたいなと思いつつ、でも会えないなという人が何人かいる。どうしてるかな、なんて思いつつも自分の生活で埋め尽くされていて、こちらから連絡をとってもどうせ会いに行けるわけでもなし、会いたいという気持ちと会えるという実現可能性の乖離が結構あるから、結局連絡も取らない。
子育てもあって、コロナもあってますますそんな感じで人間関係が希薄になっていた。
本当に偶然、私のメンターみたいな人とばったり会えた。ああ、私会いたかったんだよ。元気にしてたかどうかずっと心配でさ。
あった瞬間にそんな言葉が口からこぼれた。言葉が溢れるってこういうことなんだと思うほどに、口をついて出た。
思わず涙も一緒に。
子どもたちもいたから、ゆっくり話すことはできなかったけど、それでも私の反応を見てか、少し気を使ってくれて一緒に少し時間を過ごせた。
いろいろと彼女も仕事が変わったり忙しくなったり、大変なこともあったみたいだけど元気に過ごしていたらしい。
元気なら良かった。
コロナが流行り始めて2年近くになっていて、その間に興味をなくしたこともたくさんある。それに子どもたちの日々の成長やニーズに応えるのに忙しくてあまり広く目を向けられないこともある。
だけど、恩人と思っている彼女との再会は、私にとってすごく大きいもので、クリスマスの大きなプレゼントみたいだった。
今度は子どもがいない時にゆっくり会いたい。本当に、大げさでなく5秒に1回、子どもを叱る慌ただしさ。