昨年末のこと、肌が極度にくすんで、もうどうしようもなく「寄る年波には勝てない」を実感した。
そういえば、あかすりなるものを をむなもしてみんとてすなり。と思い立ってあかすりに行くことを決めた。
とはいえ、アトピーもあるし、どこに行ったらいいかもわからないし、結局行く当日までダラダラと悩んでいた。
結果的には雑居ビルの一室にある怪しげだけど怪しくなさすぎない程度の店を選んで行ってみた。
もうこういう時は度胸で入っていくしかないし、小綺麗なエステサロンとは違うから、はい、そこで着替えて、こっち来てと言われるがままに右へ左へ。
熟練のおばさまが体を洗い流してくれてせっせと磨いてくださる。
どんどんどんどん、私の肌が削られていく。
相当だっただろうな。
そう思ったのもつかの間。はい、上むいて。
今度は仰臥位で前面部を削り取られていく。
最後、石鹸で洗ってくれてお湯を流してハイ終わり。
次はお願いしていたマッサージ。これはまた体を拭いて別の部屋に。
私の体のあちこちが凝り固まっていたせいか、おばさまはグイグイとマッサージしてくれて痛い。すごく痛い。でもこの痛さとか少しのしびれこそ、体の不調だそう。ちなみに右側にも同じ力をかけていても、痛みの感じ方が左右ぜんぜん違う。
ほら、肌ツルツルでしょう。
おばさまがニコッと声かけてくださる。バターみたいなクリームでつやつやなのではなく、アカスリで綺麗になったってこと。
あれは大事。
今まで何だったんだろうか。
アカスリをしない人生なんてもったいない。アカスリは定期的にやっていきたい。
心にそう誓ってお店をあとにした。
出会う人みんなにおすすめしたくなるほど、すごく良かった。
古い汚れを2021年に落としてこられたのも良かった。
アカスリ、大事。