懇意にしていた友人や、人生のどん底も文字通り支えてくれた親友がこの春海外へと飛び立つ。
それも、家族ごとひとっ飛び。
もう帰ってこないかもしれない。
それぞれ理由は違うけど日本ではない場所で奮闘していく、肝の据わり方とでも言おうか、その覚悟みたいなものはひしひしと伝わっている。
私が飲んべんタラリンとしている間も、あれこれと探したり悩んだり迷ったりという時間がずいぶんあったんだろう。
私は浅い場所で生きてるなぁ、と彼女たちの姿を見てちょっと反省。
コロナ禍とはいえ、もう丸2年たとうとしている。もう、コロナを恐れて人生を踏み出さない理由もない。
旅立つ前の二人に会ってそんなことを考えさせられた。
私は別に新しいことへの挑戦もないし、とくに子育てにおいては超保守。思い切って親子留学とかしてみたいと思うけど、子ども二人、経済力ゼロの私には非現実。それに仕事だって半径数キロ圏内でやってるくらい。でも私は私でこの距離感とかテンポが丁度よい。
自分自身は経験し得ないことを、友人たちが経験したり達成していくのは、私もすごく嬉しくなるし話をたくさんまた聴きたいなと思う。それに、いつか遊びにも行きたい。ふたりともたまたま「アジア」の国に移住するのに、すっごく遠くてそうそう簡単には会えないけれど。
いつかまた、会える気がするからそれまで元気でいよう。
元気でいてほしい。