日本は物価安と言うけれど。
WBS(テレ東のWorld Business Satelite)が平日夜10時にお引越ししてから見るようになった。
報道ステーションが徳永有美キャスター全面だった時になんだか圧を感じてみる気がしなくなっていた。
知っている平日夜10時のニュース枠とどんどん違ってしまっていったのは、多分久米宏がやめてからだろう。
ディテールは覚えてないけど、映像で戦争を知る時代にあって、それが映像によって「他人事」になる怖さと、青色の閃光が走るクエート上空の映像とが、今も蘇る。
今、またウクライナを舞台に戦争している。ニュースの並びも運びも、当然のことながら放送サイドの「思惑」がある。それはWBSも例外ではないけど、経済という縛りの中で政治的話題が少しだけニュートラルに報道されている気がする。
とはいえ、ここ最近の物価高に対する「諦め」と世界はとっくに「物価高」という現実と、日本は「ここ30年手取りは変わってないというか減っている」という現実。
などを教えてくれる。
小麦の高騰、油の高騰、原油の高騰、さまざまな物価値上げの傾向。これを株主は良しとしているという話。
どれだけ何が高くなっていようとも、私の月々の収入が上がる話ではないので浮かない。
スーパーに行く。
3月まで1つ165円(税抜)で売られていた冷凍パスタが今日は188円(税抜)だった。もう買わない。
茹でればいい話なんだけど、平打ち麺だから乾麺を買うのも高くて重宝していた。
それにシャンプーやリンスもだいぶ前から高くなっている。デフレと言われる時代に独身を謳歌していて、その「謳歌」というのもヨーカドーとか赤札堂とかあちこちのスーパーで「うわ、やっすい!!」と思って商品を買っていたから、その時の記憶で物価を見てしまう。
今は何もかもが高い。
ヨーカドーなんて「アイワイ」にかけて、いろんな商品を71円で売ってくれていたのに。
ポイントカード系のサービスもどんどん悪くなっていってる。
金持ちは一定数いるんだろうけども、実感としては庶民の生活はかつてないほど苦しいし、今は苦しく感じてない人も、地味に少しずつ貯金しづらくなっているんじゃないかと思う。
もし「全然そんなことない」という人がいたら、きっとそれは金持ちだからなんだろうと思う。
この冬は電気代に苦しめられたけど、食代も教育費も右肩上がりで給与だけが変わらないのかしら。
減らないだけマシ、くらいか。