子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

ふみきり

活動の遅くなる日曜日、夕方にようやくさまざまな段取りがついて子どもたちと「買い物に行こう」と家をでた。

いつもは歩いていくけど、最近は自転車を随分と乗りこなせるようになった娘と息子と一緒に自転車で出かけた。

目的の店までの間にふみきりが一つ。

 

車の通れないすごい狭いふみきりもあるけど、自転車だし、安全を期して車も人もたくさん通る広いふみきりで子どもたちと待機していた。

ノロノロ走る電車。

続々と増えるふみきり待ちの人。

焦ったくてふみきりにやや迫る子どもたち。たしなめる私。

ようやくカンカンカンという音が鳴り止んでバーが開いた。一斉にふみきりを渡る人々。

息子と私は自転車を降りて自転車を引いて歩いていた。娘にも降りるように指示していたのにいうこと聞かずに乗っていた。

数歩歩き始めたところでまた急に鳴り出した「カンカンカン」の音。やばいやばいと息子に走るように指示して私も走り出したけど、時すでに遅し。線路の半分あたりですでにバーは半分閉まっている。

空いている方に向かって駆け出したけど、息子がつまずかないか、娘がバランスを崩さないかと気がきでない。

 

結局、二人とも無事に渡り終わったけど、子ども二人を連れてのふみきりは毎回ハラハラと肝が冷える。

今回は車の往来がなかったから、ふみきりの閉まる音に慌てた自転車や歩行者が道路全体を行き交って難を逃れたけど、車がいたら事故も免れなかったのではないか。

それくらいふみきりの間が短かった。

最前列で並んでいた私たちがすうほ歩き始めてすぐに閉まり始めたんだから。

 

事実、わたしたちより多分後ろの方にいたであろう電動自転車のママチャリが派手に転んでいた。

幸いにも子どもは乗っていなかったようだけど、危なくて仕方がない。

 

都内にもまだふみきりって意外と残っている。

ふみきり自体は結構好きだし、なくなってしまうのはなんだか切ないわという気もしなくもないけど、人の命と比べれば全然惜しくない。

子どもたちにはふみきりの怖さと対策を十分に伝えていかないとな。