私が子どもだったはるか昔と今とで世界は全然違う。
技術革新が進んだことは、その分だけ悪用する犯罪も増えたし、かといって昔ながらの犯罪もまだまだ健在だ。
最近、子どもの通う小学校に誘拐予告メールが届いた。
驚いて先生たちで子どもたちの下校に付き添ってくださったのだけど、メールから数時間後に届いた学校メールを私は仕事中で確認できず、遅ればせながら気がついた。夜の7時に。
子どもはすっかり元気に、無事に家にいた。
娘は無事だったからよかったけど、今時はどこまでが愉快犯でどこからが本気かなんて、犯罪の結果論でしかなく最初から「誘拐されるかも」という前提で動くしかない。
最近読んだ、「妄信」という本からもそれはますます確信している。
hopeforchildren.hatenablog.comこの犯人も予告状は出していたし、正義だと考えていたし、何なら今も自分の行動を正当化していると思う。
事前にいろんな形で犯人自身が発信していたけど、結局侵入して犯罪が成立してしまった。
犯罪予防できるとしたら、警戒し続けていくしかない。
で、子どもにも「絶対に一人で出掛けてはいけない、遊んではいけない」と言ってるのだけど、小学校3年にもなる娘からすれば「友達といっぱい遊びたい」「いちいちママの監視下はうざい」となるだろう。
気持ちはわからなくもないけど、安全第一と思うと、経験はどんどん減らさざるを得ないことがある。
それでも大人からすれば、親からすれば「命あってのあなたよ。何か傷つくことがあってからでは遅い」と思うからきつく叱ってしまうし、行動に制限をかけたくなってしまう。
歳をとったのかもしれないけど、昔はこんなに変な事件て珍しかったし、ネットもなかったからもっと緩く済んでいたのになぁなんて思ってしまう。だけど、時代が変わったし、昔子どもだから知らなかったこともたくさんあったのだろうと思う。
子どもの身は親が守らねば。
一人で徒歩圏内を出掛けてみたり、友達と遊んだり、経験を増やしてほしい気持ちもあったけど、危険の前では全部、なしなし。という現実。
なかなか物騒な世の中だな。