子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

昇華と浄化

なかなか宗教めいたタイトルになってしまったけど、なんだかモヤっとすることが職場であった。

急にあれこれと他部署の上の人からメールが来たもんだから、なんでこの話がこんなにエスカレートしてるんだろうか。別に大したことじゃないんだけどな。と不可解な気持ちになっていた。

純粋な気持ちで質問を投げかけたら、それが不味かったのか、上司に「報告してね!」と言われてしまった。

ついつい、軽い気持ちでメールに返事を出したり質問しちゃって上司に報告できてなかったのは私の悪すぎる癖。

だけどな。

考えても、内容は多分そんなに悪くないし、相手もそこそこに失礼な物言いだったからついこっちも質問が出てしまったし、なんだかスッキリはしないけど「ま、いいか」と飲み込むしかないと思った。

 

思うことはいっぱいあったとしても、言うべきじゃないと思う。

そう言うことが生きてるとたくさんある。で、言うべきじゃないことを言わないでおくことでなかなか昇華されずにストレスになることだってある。

どうしましょうこの気持ち。

どうしたらモヤっとしたものが晴れてくれるのでしょう。

 

そう思って、祈って職場に向かったのだけど、日々の仕事に普通に忙殺されているうちにあのモヤモヤの感情は思い出す隙間があまりなく、時間が過ぎていった。

それもまた、忘れ方の一つ。

夕方になり、カンファレンスでいつも穏やかな先生と患者さんのことで些細なやりとりをして、なんだかどうでもよくなってしまった。

そもそもの発端は、穏やかな先生の患者さんのケースで他部署とちょっと意見の相違があったということが発端だったから、「調整したけど無理だったので、このようにMSWとして対応しました」という手短な報告をしたのだけど、先生は変わらずに穏やかだから「うーん、そうだよね。わかりました。またよろしくね」という感じで、サラサラと終えられた。

 

嫌だなって思うことがあった時に、感情を乱されずにいかに平静でいられるかというのはすごく難しい時がある。だけど、特に仕事の場面においてはどんな時も前進していくしかないし、私がその出来事に拘泥することが患者さんにとっての益でもなんでもない。

それに今の職場はいつだって話を聞いてくれる上司がいて、すごく恵まれている。

自分でなんとかしようと思ってしまいがちな自分への戒めとして、今後に活かしていければいい。

ちなみに、夕方どうしても別件でメールをくれた他部署の上の人と話さなくちゃいけなくて、「メールありがとうございました。お手数おかけして申し訳ございませんでした!」って先に謝罪をできたから、もう何もなく今後はサラッとやっていくしかない。

個人的には思い出すとまだちょっとモヤっとしちゃうのも事実だけど、そこはもう時間とかいろんな出来事の中で浄化させていくしかない。

 

子どものトラブルの時もそうだけど、波風を立てないでトラブルシュートしていきたいというのが自分の中にはすごく強くあるなぁと思う。

モヤっとしている自分の気持ちよりも、対人関係の中でうまくやっていきたい気持ちが常に勝つというか。

仕事柄、トラブルシュートはすることがあるけど、もともと得意なんだよな〜と思うのは自分の気質も関係しているのかも。

すぐ謝るわけでもなく、持論を引っ込めるわけでもないけど、「あ、あなたはそう出るのですね」と思うと、いろんな計算を働かせてしまう。

 

それも昇華方法の一つなのかしら。

ともあれ、穏やかな先生の笑顔に癒されたわ。